多くの人がかかえている、便秘の悩み。
そのほとんどは、生活習慣から起こる「機能性便秘」です。
生活習慣を変えれば、便秘の解消につながります。
原因となる生活習慣をチェックして、あてはまる項目を改善することから始めましょう。
便秘のタイプ
人によって異なりますが、大きくは以下の3つタイプに分けることができます。
■直腸に便が停滞タイプ
便が直腸に達しても排便反射が起こらず、直腸に便が停滞してうまく排便できなくなる。
大腸の過緊張タイプ
副交感神経の過度の興奮によって腸管が緊張しすぎてしまい、便がうまく運ばれずに、ウサギのフンのようなコロコロとした便になる。
大腸の運動機能が低下タイプ
腸管の緊張がゆるんでしまい、ぜん動運動が十分行われないため、大腸内に便が長くとどまり、水分が過剰に吸収されて硬くなる。
便秘の原因4選
【便意のガマン】
時間がないからなどとトイレに行くのを後回しにすると、便意は消え腸の動きもストップしてしまいます。
何度もガマンしていると、ついには便意そのものを感じなくなってしまいます。
特に、朝忙しい女性の方は特にガマンしがちですが、ガマンすると便が行き場を失って滞留し、数日続くと固まって便秘の原因となります。便意が来たら逃さないことがとても大切です。
【運動不足】
便を押し出す腹筋が弱いと便秘につながります。
逆を返せば、便秘解消のためには運動をすることは非常に大事になってきます!
特に腹筋を鍛えることがとても効果的です。
【ストレス】
仕事が忙しくて休む暇がなかったり、人間関係がスムーズにいかなくてイライラしたり、こうした日常のちょっとしたストレスの積み重ねたまることで、自律神経に乱れが生じてしまい、大腸や胃など消化系の内臓の働きに影響が出てしまいます。
ストレスの程度にあわせて趣味や睡眠などでリフレッシュしましょう。
【ダイエット】
無理な食事制限をすると便の不足やストレスで便秘になったりします。
計画的でバランスのとれたダイエットで栄養はしっかり摂りましょう。
その中でも食物繊維とることで、腸内で水分を吸収してカサが増え、腸壁を刺激して便意を促すとともに便を適度なやわらかさに保つ働きがあります。
また、悪玉菌によってつくられた有害物質を吸着し、体の外へ出してくれます。
ひとつでも当てはまる節がある人は、自分を見つめ直してみるのもありかもしれませんね!
理想は、1日1回の排便を目指すために努めていきましょう!
お腹の悩みは他にもあると思うので、良ければこちらも「ただのお腹の悩みではない?もしかしたら、過敏性腸症侯群かも?」参考にしてみてください。