みなさんも頭痛で悩まされているかたもいるかもしれません。
その多くが偏頭痛の場合が多く、“頭痛もち”は、3000万人以上が悩んでいるといわれます。
これほど身近ということもあって、「頭痛くらい・・・。」と軽く考えられがちですが、ひどくなると生活に支障をきたす場合や、命にかかわる病気が隠れていることもありますが、ここでは片頭痛についてお話いたします。
頭痛と一言で言っても、その原因は様々で、それよって予防法や対処法が大きく異なるため、一歩間違えればかえって痛みが悪化するなど、逆効果にもなりかねません。
それでは、原因をご説明いたします。
原因
そもそも頭痛には、一時性頭痛と二次性頭痛の2種類あります。
以下にまとめたのが、2種類の説明です。
一次性頭痛
頭痛の種類はさまざまで、約350種類もの頭痛があります。
いわゆる慢性頭痛や頭痛持ちの頭痛に該当する頭痛は、頭痛の原因となる他の病気がないのに繰り返し起こる「一次性頭痛」に分類され、片頭痛や緊張型頭痛が含まれます。
二次性頭痛
何らかの病気が原因で起こる頭痛は「二次性頭痛」に分類され、頭部の外傷によって起こる頭痛から、いろいろなタイプの頭痛が含まれます。
中でも注意したいのが、くも膜下出血や髄膜炎といった、命にかかわる病気が原因の頭痛です。
今までに経験したことのないほど激しい突然の頭痛、高熱や嘔吐を伴う頭痛の場合は、すぐに病院を受診しましょう。
脳の血管が拡がって痛む「片頭痛」
何らかの理由で脳の血管が急激に拡張して起きるのが「片頭痛」です。
脳の血管が拡張することで、神経を刺激し発生する炎症物質がさらに血管を拡張して「片頭痛」を発症します。
ストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに「片頭痛」が起こりやすくなります。
頭の周りの筋肉が緊張して痛む「緊張型頭痛」
一方、「緊張型頭痛」は、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。
筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
「緊張型頭痛」を引き起こす原因は、精神的・身体的ストレスであることが多く、長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい病気です。
また、筋肉の緊張ではなく、うつ病など心の病気が原因となる「緊張型頭痛」もあり、また「片頭痛」を併せ持つ人もいます。
何年、何十年と頭痛に苦しんでいる人は多いと思いうます。
私もそのひとりですが、しっかりと原因を理解したうえで、その対処法に取り組むことにより、少しでも改善に近づけるとおもうので、努めてみることをおすすめいたします。