どのようなときに人は動くのか6つのルール

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さまざまな場面で、会社の上司や同僚、友人などに何か頼まなければいけないことって少なくはないですよね?

さて、人はどんなときに動くのでしょうか?

ある心理学者が「誰かが誰かに影響を与える決め手となる力」のことを「5つ勢力」と分類しています。
まずは、この6つ勢力を説明いたします。

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正当勢力

正当勢力は、字のごとく正当な力のことを指しています。

例えば、歯医者さん「大きく口をあけてください」と言われたら、誰しもがあけますよね?

それは「従うものだ」という認識があるからです。

他にも、空港で「パスポートを見せて」と言われれば、見せてしまうのも同じ正当勢力と言えます。

報酬勢力

これは「かけっこで1位になったら、欲しい物買ってあげるね」など、頭ににんじんをぶらさげてあげる勢力です。

報酬のために、目の前の事柄に対して努力させるので、効果としてみれば非常に高いものにはなりますが、あまり報酬ばかりに頼ってしまうと、報酬のためにしか動かなくなってしまうので、あげすぎるのは危険です。

強制勢力

これは「〇〇しないと罰を与える」などと、マイナスなことを相手に言うことにより、相手を強制的に従わさせる力のことです。

これも報酬勢力と同じように、効力を考えると、非常に高いものにはなりますが、相手に嫌われてしまうかもしれないので、あまりおすすめしません。

偉そうな人とは、あまり近寄りがたく、仲良くなれませんよね?

専門勢力

専門勢力は、専門的知識で相手を従わせる勢力のことで、医者に「あなたはすぐに治療が必要だ」などの、専門家の意見のことを指しています。

受ける側は積極的に行動を起こしてしまい、自分より専門的知識をもっていることにより、自分が知らない事柄を言われると従ってしまい、悪い人に騙されてしまうこともあります。

準拠勢力

尊敬している相手や、好意がある相手の人柄によって、OKしてしまうことを準拠勢力といいます。

つまり、相手の魅力や憧れなどの内面によって、従ってしまうことを指します。

お互いに良好な関係を持つことができるので、いい環境をつくることができます。

情報勢力

影響力のある人が、その人にとって有用な情報を持っていたり、情報源に詳しかったりする勢力です。

この6つの勢力を軸としながら、人は行動しているのです。
言葉を知らないだけで、みなさんが日常的に使っています。

ですが、これを巧みに利用して、悪行を働く人も少なくはないので、みなさん気を付けることを心掛けてください。