“ゆとり世代”と聞いて、社会人のイメージとしてみれば、あまり良いイメージを持たれていない方も少なくはありません。
「ゆとり世代は仕事ができない。」
「ゆとり世代は使えない。」
何て言われるのは、ゆとり世代の“あるある”かもしれません。
そもそも、ゆとり世代の年齢の範囲とは、１９８７年生まれから、２００３年生まれの方が該当しています。
ですが、自分たち自身は、ただ言われるがままに普通の教育を受けて、何不自由なく生活してきた事を「ゆとりだ！」なんて言葉で片付けられてしまうのは悲しい事でしょう。
そこで今回は「ゆとり世代とは言わせない為の自分で出来る３つの改善策と特徴」を紹介していきたいと思います。
ゆとり世代の特徴
具体的な特徴としてみれば
・人間道徳がわからない。
・指示された事しか出来ない。
・プライベートが優先。
・積極性が欠けている。
・コミュニケーションの劣化。
など、上の世代からしてみれば、こういうイメージを抱いている方も少なくはありません。
ゆとり世代の人からしてみれば、そんなつもりがなくても、違う世代の方たちから見れば、そう見えてしまう事もあるのです。
冒頭でも記載しましたが、自分たちは、ただ普通の教育を受け、当たり前のように生活してきた事を“甘え”、“弱さ”、なんて言われても困りますよね？
双方の言い分はわからない事もありませんが、社会に出ている以上は必要最低限のスキルは身に付けておかなければならないのも事実。
初めの頃は色々言われる事はありますが、いつまでも「ゆとり世代だから仕方ない。」と、言われるわけでもなく、社会というモノは、使えない人間はどんどん壁の際に追い詰められて、やがて自分の居場所すら無くなってしまう現実も否めません。
では、ゆとり世代と言われない為には、どのような行動や心構えが必要なのか？
ゆとり世代からの脱却方法
“ゆとり世代”と、一括りにされれば、誰でも腹立たしく感じてしまうものです。
ですが、自分自身はどのような行動をすれば、ゆとりと言われないようになるのか考える事も必要なのです。
以下の事柄を自分の考えや行動と見比べながら参考にしてみてください。
個性を伸ばす
人間には、当たり前ではありますが、人それぞれ違った個人の色を持っています。
ですが、ゆとり世代の方々の多くは、プライベートの個性は持ち合わせていても、社会人における個性はなく、波風を立てない安心と安全を求めたがる傾向があります。
確かに、将来の事を考えれば、安心と安全を求めてしまう事は否めませんが、それでは会社にとっては誰とでも同じです。
「あなたでなければならない。」
そう思われるには、個性がとても重要になってきます。
ゆとり世代の方は、波風を立てない安心と安全を求めているのにも関わらず、皆と同じような当たり前の事を当たり前のように物事を行っていては、安心と安全は掴めないのです。
なので、ゆとり世代を脱出するためには、まずは個性を伸ばす事が大切なのです。
足場を固める
どんな事をするのにも、足場を固める事は必要です。
家を建てるにしても、土台がしっかりしていない場所に家を建てれば、地震などの自然災害が起きた時には崩れてしまいますよね？
それは人間も同様で、いくら物事をこなすスピードだけを備えていても、知識や教養がなければ、いざという時の対応が出来ない事でしょう。
なので、しっかりと自分に合った足場の作り方に努めていってください。
では、実際にはどのような事をすれば良いのか？
大まかにお伝えしますと、答えはありませんが、足場を固めるヒントとしてみれば、一番は“経験”です。
国語や算数のような勉強においては、“これ”と言った正しい答えはありますが、人生においては答えなんてものはありません。
如何に、たくさんの経験をして、それを如何に自分のモノとして活用出来るかが大切な要因になってくるので、足場を固める為にも様々なジャンルの経験をしてみてください。
忍耐力・向上心
現代の若い世代の多くは、自分で新たな道を切り開くよりも、今ある道をいかに拡大していくかという思考の人が多い特徴もあります。
今ある道を広げていく事も大切なのですが、それではいつまで経っても現状は変わりません。
このように言われれば、「それが悪い事なのか？」と、感じる方もいるかもしれませんが、そうではありません。
人間は産まれたばかりの頃は、必ず親のひいた道を歩んでいるので、悪いわけではありませんが、いつかは親の手を離れたり、自分の新しい道を切り開いていきますよね？
つまり、それが忍耐力・向上心の一歩に繋がるのです。
要するに、リスクを覚悟して自分の知らない未知の領域に挑戦し、不安や失敗を乗り越える経験をしていかないと、いつまで経っても忍耐力や向上心は養われないという事になります。
なので、ゆとり世代を脱却するためにも、諦めない心、投げ出さない心は、備えておく事にしてみましょう。
まとめ
ゆとり世代が、一概にも悪いと言っているわけではありません。
しかし、世間的な目線で考えてみると、冒頭にも記載しましたが、ゆとり世代は悪いイメージが多く見受けられてしまうので、上記の３つだけでも意識しながら行動していくのもひとつの手です。
自分自身が「変わりたい！」と、思った時点で、人間は変わる事が出来ます。
その前に出る一歩を踏み出せるか踏み出せないかで、大袈裟に言えば人生すら変わってくるので、これを機に、ゆとり世代とは言わせない、ゆとりからの脱却を心掛けてみてはいかがでしょうか？
他にも、社会人の心構えとして、以下の内容も参考にしてみてください。
