特に寒い時期になると、インフルエンザウィルスや新型コロナウイルスなどの感染症が猛威を振るいます。
風邪やインフルエンザなどの感染経路は、『空気感染』、『飛沫感染』、『接触感染』などが知られています。
寒い時期の学校では、風邪やインフルエンザなどの感染で、“学級閉鎖”になる学校も各都道府県で増えているのも事実です。
とは言っても、自ら望んで風邪を引きたい人は中々いない事だと思いますが、どのようにすれば、風邪を引かない体作りが出来るのか?
改善する事が出来る方法があるのであれば、改善しない手はありませんよね?
そこで今回は「風邪を引きやすい原因を改善する為に必要な5つの方法」を紹介していきたいと思います。
原因&可能性
いくら空気感染や飛沫感染があるからと言って、必ずしも全員が風邪を引いてしまうわけではありません。
風邪を引きやすくなる可能性が上がってしまう原因の一つは“冷え”です。
体が冷える事で、体の中にある免疫機能が著しく低下してしまいます。
免疫細胞は血液の中に多く存在し、体が冷えてしまう事で、血液の流れが悪くなってしまいます。
そうなると、免疫機能が弱まってしまう事により、体外から侵入してくるウィルスを防ぐ事が出来にくい体になってしまうのです。
という事は、まずは“冷えない体作り”が、風邪を引かない可能性を上げるポイントにはなってくるのですが、どうすれば冷えない体を作る事が出来るのか?
冷えない体作り
冷えない体を作るには、誰でも簡単に出来ますが、残念ではありますが、明日からすぐ冷えない体になるわけではありません。
日々の積み重ねが冷えない体を作るポイントなので、毎日自分のペースでコツコツやってみてください。
食生活の工夫
冷えを改善するためには、“体の中”からも向上に繋がり、冷えない体作りの手助けをしてくれる食材もあります。
それは“根菜類”です。
根菜類はミネラルやビタミンE、食物繊維がとても多く含まれており、その中でも、ビタミンEには血行を促進する作用があり、体を中から温める効果があると言われています。
根菜類の中でも、特に体を温める効果がある食材は“生姜”です。
生姜が「体を温める効果がある。」と耳にした事がある人もいるかもしれませんが、生姜には、体を温めるだけではなく、風邪予防にもつながる成分の『ジンゲロール』、『ジンゲロン』、『ショウガオール』の3つがあります。
この中でも、ジンゲロンとショウガオールには発汗作用があり、血行の巡りを良くしてくれる事から、体の内側から温めてくれるので、冷えない体作りには、まずは生姜を取り入れた食生活にしてみましょう。
また、風邪の引き始めなども、菌を撃退し、免疫力を高める作用もあるので、一石二鳥です。
ですが、体調がすぐれない時には、あまり食べない方が良い物もありますので、合わせて参考にしてください。
運動をする
まずは体の事になると欠かせないのが運動です。
体が冷えてしまう事で、血液の流れが悪くなってしまうと、血液中の免疫細胞は全身に行き渡りにくくなってしまいます。
そこで、血液の巡りを良くするためにも運動が必要になってくるのです。
運動と言っても、ウォーキングなどの外で行うモノも有効ですが、ストレッチやマッサージなどでも血行は良くなるので、寒い時期には体を動かすのが億劫になってしまいがちではありますが、自分のやりやすい運動をしてみてください。
睡眠の質
冷えない体を作るためには、睡眠もとても必要な項目になってきます。
睡眠の質が下がってしまったり、十分な睡眠が取れていないと、自律神経のバランスが乱れやすくなってしまいます。
自律神経が乱れる事により、血行の巡りが悪くなってしまい、ますます冷えを招いてしまう可能性が上がり悪循環になってしまいます。
睡眠に関する内容は以下を参考にしてください。
・毎日毎晩、睡眠の質を上げて快適に眠る事が出来る為の5つのポイント
・あなたは大丈夫?簡単に出来る自律神経失調症診断と原因・対策方法
体を温める
体を温めると聞いて、「当たり前だよ。」と感じた方もいるかもしれませんが、寒い時には、特に上着ばかりに目が行きがちではありますが、足元などの下半身にも気を付けなければなりません。
足元は、心臓から一番遠いので、冷えしてしまう事によって、血液が戻りにくくなり、血行不良にもつながってしまいます。
少し歩きにくさも拭えませんが、靴下などを重ね履きをしたり、ヒートテックなどで、足元を冷さないようにする事も、冷えない体を作るためには必要な要因になってくるので、上手に活用していきましょう。
入浴の改善
忙しい時や、疲れている時などは、ついつい面倒になり、シャワーだけで済ませてしまう人も少なくはありません。
ですが、冷えない体作るためには、シャワーよりも湯船に浸かる事が大切なのです。
シャワーだけですと、体の表面の温度は著しく上昇しますが、体の内側までには至りません。
湯船に浸かる事で、血行も良くなり、新陳代謝のアップにつながるので、冷えない体を作るためにも、湯船に浸かる事をオススメいたします。
しかし、寒い時期の入浴は事故も伴う可能性がありますので、合わせて以下の内容を参考にしてください。
まとめ
上記の5つを全て行ったとしても、“絶対に”風邪を引かなくなる体が作れるわけではありません。
ですが、風邪や新型肺炎などの予防のために、手洗い・うがいをするのと同じように、上記の5つを行う事で、風邪を引かないための予防をする事は出来ますので、自分が出来る事から一つずつトライしてみてはどうでしょうか?
また、風邪は体が弱っている時に引きやすい事から、ストレスにも気を付けなければなりませんので、ストレス関連の内容も参考にしてください。