冬の寒い時期になると、毎朝の行事ように“結露”に頭を抱えてしまう人いるのではないでしょうか?
梅雨のじめじめした時期や夏の暑い時期よりも、特に冬の寒い時期には結露が生じてしまいます。
拭いても拭いても、起きるたびに結露を見るだけでも、朝から溜め息が溢れてしまう事も多々ありますよね?
ですが、いくら毎朝の事で、面倒だからと言っても、それを疎かにしてしまうと、部屋が臭くなる原因になってしまいます。
「匂いだけなら・・・。」
なんて思った人もいるかもしれませんが、匂いだけではなく、結露が原因で、身体にも影響を及ぼしてしまう危険性も無いと言えば嘘になってしまうので、今回は「カビ・ダニが増殖?悪臭の原因を無くす結露を防止する対策方法」を紹介していきたいと思います。
結露の原因
結露が生じてしまう原因は、どうして起こってしまうのか?
空気中には目には見えませんが、水分が含まれています。
その水分が、寒い時期になるにつれて、気温が下がり、空気が冷やされる事によって生じる現象が結露の原因です。
特に、冬場は暖房器具を使用している部屋が多く、室内に熱がこもってしまう事もあり、外気と室内の温度差が激しくなる事があります。
部屋を温かくするために、加湿器を使用する家もあるかもしれませんが、加湿器を使用する事により、室内の湿度が上昇して寒暖差が生まれて結露の原因になってしまう事もあります。
では、この結露を放置してしまうと、どのような現象が起こってしまうのか?
結露が起こすデメリット
毎朝不快な気持ちになる結露を引き起こしてしまう原因は理解して頂けたかもしれませんが、結露を放置していると、どんな影響を及ぼしてしまうのか?
カビの発生
カビが発生してしまう条件として
・気温
・湿度
・栄養分
この3つが揃うと、カビが発生しやすい条件になってしまいます。
カビは、台所やお風呂場などの“水回り”に発生するイメージがある人も多いかもしれませんが、結露が出来てしまう事で、冬場の室内も同様な条件が揃ってしまいます。
ただカビが発生するだけならば、あまり気に掛けない事かもしれませんが、体内にカビが侵入すると、肺炎やアレルギー性の疾患などを引き起こしてしまう危険性にもつながります。
ダニの増加
ダニもカビと同様に、室内の温度が20~30度、湿度が60~80%の環境で、あまり掃除の行き届いていない汚れた部屋を好む傾向があります。
ダニは、人のフケや垢を好物にしているので、清潔な室内を保てるように心掛ける事が大切です。
体への影響としてみれば、アトピー性皮膚炎、アレルギー性疾患、喘息などを引き起こしてしまう可能性もあります。
悪臭・腐食
悪臭や腐食を引き起こす一番の原因は、カビです。
天井や壁に付着したモノを放置する事が悪臭にもつながり、腐食に関しても、最悪の場合は、家が倒壊してしまう恐れがあります。
なので、しっかりとした対策方法を考えなければなりません。
対策方法
では、結露を発生させないためには、どのような対策方法が良いのか?
除湿器を使用して結露を取る方法もありますが、誰でも簡単に出来て、尚且つお金が掛からない手軽な方法は、“換気をする”事です。
一時的ではありますが、換気をする事によって、外気と室内の温度差も少なくなり、室内に溜まった湿気を外に出すことも出来ます。
換気をする際に、扇風機を利用して、室内の空気を循環させてあげると、より結露の対策につながります。
また、ホームセンターなどで売られている結露防止シートなども対策の一つになりますので、詳しくはこちら⇒【モットン除湿シート】を参考にしてください。
日本は、湿気大国なので、必然的にカビやダニも発生してしまいますが、それを抑えるためにも湿気対策に利用してください。
まとめ
ただの結露と思っていた事も、人体にも影響を及ぼしてしまう可能性があるので、多少の面倒臭さは否めませんが、健康被害に遭わないために、しっかりと対策をしていきましょう。
また、結露が出来る場所は“窓”や“壁”だけではありませんので、布団や床なども確認してみましょう。
特に、フローリングの床の隙間には、カビが発生しやすい事もあるので、より注意を払ってください。
冬になると、他にも考えなければならない事柄が、たくさん増えてくると思いますので、寒い冬も快適に暮らすためにも、以下の内容も参考にしてください。