昼食の後や春の暖かい陽気、冬のこたつの中など、どれも眠気を誘う事だと思えます。
仕事や学業が忙しい時などで、睡眠時間があまり取れない日が続くと、体調を崩してしまう事も多々あります。
ですが、それとは反対に、睡眠時間をしっかり取っているにも関わらず、眠気があまり取れず、困った事はありませんか?
「睡眠時間が足りないのか?」
なんて悩みを抱えてしまう人もいるかもしれませんが、もしかするとそれは“過眠症”という病気かもしれません。
そこで今回は「寝ても眠すぎる病気?「過眠症」かもしれない症状診断チェック」を紹介していきたいと思います。
そもそも過眠症とは?
過眠症は、日中に強い眠気が起こり続ける事で、生活そのものに支障をきたしてしまい、少なくとも1ヶ月以上続く、睡眠障害の一種です。
ですが、病気と知らない周囲の人からすると
・「意欲が足りない。」
・「眠いのは遊びすぎ。」
・「緊張感がない。」
などのように見られてしまう事も多々あります。
病気と認識しにくい事から、誤解を招いてしまう事も多々ありますが、過眠症は、脳の中には睡眠と覚醒を制御する神経回路があり、その神経に異常が引き起こしてしまう病気です。
過眠症に主に見られる病気は、『特発性過眠症』、『反復性過眠症』、『睡眠時無呼吸症候群』、『ナルコレプシー』などがあります。
『睡眠時無呼吸症候群』を耳にした事がある人もいるのではないのでしょうか?
本人が気付かずに、睡眠障害に悩まされている人も、たくさんいるのです。
過眠症診断チェック
睡眠時間短かったり、睡眠不足が続けば、眠くなってしまうのは当然ですが、しっかりと睡眠時間を確保しているのに強い眠気を感じる人は注意が必要かもしれません。
なので、自分の日常と照らし合わせながら、以下の項目に当てはまる数をチェックしてみてください。
□日中に眠気が耐えられない。
□眠気が酷く寝てしまう。
□眠気の理由がわからない。
□努力をしても眠気には勝てない。
□日常生活に支障がある。
□週に何回も眠気に襲われる。
□テレビを見ていると眠くなる。実際に寝てしまう。
□車を運転している最中にも眠気がくる。
□気が付くと眠っている。
□座っていると眠くなる。
ここで半分です。
いくつ当てはまっていますか?
それでは残りの項目もどうぞ。
□目覚めはすっきり起きれない。
□眠気が集中力を妨げる。
□頭痛やめまいが起こる。
□眠気の悩みが1ヶ月以上続いている。
□昼寝は必ずしてしまう。
□しっかり毎日寝ても、いつも眠い。
□睡眠の質(いびき等)が悪い気がする。
□どんな内容でも、「やる気ないの?」などと言われた事がある。
□生活が不規則である。
□机に向かって何かをしていると、うとうとしてしまう。
いかがでしたでしょうか?
当てはまった数が少ない人は、過眠症の疑いはないかもしれませんが、当てはまった数が多ければ多い人ほど、過眠症の可能性もありますので、専門機関の受診をおすすめいたします。
また、世界中の医療機関や産業保健の現場で利用されている、眠気について評価する、エップワース眠気尺度でよりチェックしてみてください。
まとめ
日中の居眠りは、些細な行動でも大事故を引き起こしてしまう可能性も十分に上がってしまいます。
なので、安易に考えずに、眠気に悩まされている人は、何かが起きてからでは遅いので、一人で悩まずに、早めに専門機関への受診をしてみてください。
他にも、以下の内容も参考にしてみてください。
・毎日毎晩、睡眠の質を上げて快適に眠る事が出来る為の5つのポイント