冷たい物を食べた時や歯を磨く時に、歯がしみたり、痛みはありませんか?
歯に痛みを感じると、「虫歯かな?」なんて思う人もいますが、痛みは虫歯が原因だけではありません。
『知覚過敏症』という事もあるのです。
CMなどで聞いた事がある人もいますよね?
歯の病気のイメージとして、中高年の方に多い気もしますが、実際は、20代の若者も知覚過敏に悩まされている人も少なくはありません。
「虫歯で無いなら・・・。」
なんて思ってはいませんか?
知覚過敏症を放置していると、将来的に大変な事になりかねない事もありますので、今回は「歯がしみる?知覚過敏症を招く可能性がある5つの原因と治療方法」を紹介していきたいと思います。
知覚過敏症の原因
知覚過敏症の根本的な原因は、歯のエナメル質の内側にある“象牙質”と呼ばれる場所が露出してしまう事により、冷たい物を食べたり、歯を磨いた時などに、痛みが生じてしまうのです。
では、なぜその象牙質が露出してしまうのか?
もしかすると、自ら原因を招いているかもしれません。
誤った歯磨き
象牙質を露出させてしまう一番の原因は、“誤った歯磨き”です。
自分に歯に合わない歯ブラシで、力強く歯を磨いている事で、象牙質を覆っているエナメル質が削られてしまうのです。
ですが、エナメル質は少しくらい強く磨いたからといって、削れる事はないのですが、歯磨きは毎日の事なので、積み重ねていくうちに削られてしまいます。
また、歯ブラシに付ける“歯磨き粉”にも原因が含まれているのです。
『研磨剤』という言葉を聞いた事はありませんか?
歯磨き粉の中には、研磨剤が配合されている物もあるので、長期的に使用すると、歯の表面を傷付けてしまう可能性もありますので、注意してください。
噛み合わせ
「噛み合わせなんて気にした事がない。」
なんて人もいるかもしれませんが、知覚過敏症を招いている原因として、噛み合わせは大切な要因になってきます。
歯の治療をした時に、赤い紙みたいな物、歯医者さんが「カチカチ噛んで。」なんて言われた事もありますよね?
あれは、上と下の噛み合わせを調整しているのです。
また、寝ている時の『歯ぎしり』をする事により、噛み合わせと同様にエナメル質を削ってしまう事もあるので、寝てる時に歯ぎしりをして、歯がしみる人は、一度歯科医を受診してみてください。
口内細菌
口の中には、毎日しっかり歯を磨いている人でも1000億個以上の細菌が存在しています。
細菌は、人間が口にした食べ物やその残りカスなどから栄養分を得て“酸”を排出します。
その酸が歯の表面のエナメル質を溶かしてしまい、その下にある象牙質を露出させてしまう可能性があるのです。
エナメル質は、酸にかなり弱い性質があるので、口内細菌を増やさないように努めていく事が大切になってきます。
歯周病
歯周病は歯の根元に起こる事が多く、歯肉・歯茎が下がるようになると、象牙質も露出しやすい環境が出来てしまいます。
そうなってしまうと、象牙質が露出している事から、必然的に歯がしみる知覚過敏症の原因につながってしまうのです。
また、歯肉・歯茎が下がるような症状までになると、歯周病の病状がかなり深刻になっている可能性も無いとは言い切れないので、早急な対応をしなければなりません。
歯周病は、最悪の場合は、大切な歯を失う事にもなりかねませんので、見に覚えがある人は、一度歯科医を受診してください。
ホワイトニング
歯を白く保つために、現代では『ホワイトニング』を利用する人も多くなってはきてしまうが、ホワイトニングを行う上で、化学的に漂白している事から、歯の細かい隙間やヒビから知覚過敏の症状が出る事があります。
ですが、これはホワイトニングが原因で起こっている症状なので、ホワイトニングの治療をやめたり、終わりさえすれば、症状もだんだんと治まってきます。
知覚過敏症の治療方法
知覚過敏症が重度な症状でない限りは、基本的には日々の歯磨きなどから、自然に治す事があります。
フッ素やコーティングなどを利用する治療方法もあるのですが、歯の磨き方などの問題がある原因を無くしていく事も大切になってくるのです。
重度な症状がある場合は、歯のしみない環境を作るために、歯の神経を抜く可能性も選択肢としてはあるのですが、歯そのものが質が低くなるのが欠点となります。
なので、今すぐ簡単に自分で出来る治療方法は
一つ目は
「力強く歯を磨かない事。」
二つ目は
「研磨剤の入った歯磨き粉には注意。」
まずは、この二つの内容を注意する事から努めていきましょう。
また、上記の原因以外にも、『加齢』や『虫歯』が原因となって、知覚過敏症を誘発する事もありますので、気になる人は歯科医に相談してみてください。
まとめ
「歯がしみる・・・。」
なかなか経験をした事がない人はわからないものではありますが、歯磨きを疎かにしていたり、歯を強く磨くだけで、知覚過敏症が発症・悪化してしまう可能性がありますので、自分自身の日々の生活を見直してみるのも大切になってきます。
なので、知覚過敏症や歯周病にならないためにも、以下の3つの内容を試してみてください。
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他にも、以下の内容を参考にしてみてください。
・歯磨きだけではない?虫歯になりやすい人の5つの特徴と改善方法