お腹が空いていると“眠れない”なんて人もいるのではないでしょうか?
仕事が忙しいあまりに、帰宅時間も疎らになり、夕食の時間が“寝る直前”なんて人も・・・。
よく、寝る直前の食事は好ましく無いとは耳にしますが、どうして好ましくはないのでしょうか?
実際、お腹を空かせた状態よりも、お腹を満たした状態の方が眠りにつきやすく、むしろ心地の良い眠りにつけると感じている人も少なくはありません。
そこで今回は「身体に負担?寝る前の食事はあらゆる悪影響が出てしまう3つのリスク」を紹介していきたいと思います。
消化気管への影響
当たり前のように、人間の体内はもちろん睡眠時にも活動をしているのですが、少なくとも起きている時より、活発に動いてはいません。
という事は、寝る直前に摂取した食べ物を消化しきれず、そのまま体内に残ってしまう可能性もあるのです。
朝起きて、『胸焼け』や『胃もたれ』のような症状があった経験をされた事がある人もいるのではないでしょうか?
これらの症状は、一概にも寝る直前に食べたからといっても起こるわけではありませんが、関係性が無いと言えば嘘になります。
「食事は睡眠の2時間前に済ませる。」
「20時以降は食べない。」
なんて言葉を耳にしますが、これらは“消化”が関係しており、寝るまでの時間を逆算しているのです。
また、食べてすぐ寝てしまう事で、胃や腸への負担が生じてしまうので、消化気管の“疾患”を招いてしまう可能性もあるので注意をしてください。
体内時計のリズム
人間の身体の中には、身体のバランスをコントロールしている『体内時計』というモノが存在しています。
体内時計は、1日の周期で調整されていて、“自律神経”や“ホルモンの分泌”などの、あらゆる箇所のバランスを保っているのですが、寝る前に食事をする事により、その体内時計が狂ってしまう事があるのです。
簡単な理由として
身体そのものは寝ようとしているのにも関わらず、胃や腸には、食べ物を消化するために「活発に動け!」と矛盾が生じる命令を出しているので、リズムがおかしくなるのも当然かもしれません。
つまり、寝る直前の食事は、体重の増加だけに止まらず、本来の身体の機能を妨げてしまい、正常に働かなくなる可能性があるのです。
体内時計が正常に働かない事により、身体の不調につながる事も否めませんので、気を付けてください。
睡眠の質の低下
食べた後、ベッドやソファーなどで、すぐに横になって寝るのは気持ちが良い事だとは思いますが、それは寝るまでの話です。
「寝るまで気持ちが良いならいいでしょ?」
なんて思われがちではありますが、睡眠は身体を休息されるために行っているので、食べた直後に寝てしまえば、上記の「消化気管への影響」にも記載したとおりに、胃や腸は動いている事から、身体そのものは休む事が出来なくなってしまいます。
そうなってしまう事で、睡眠にも影響が出てしまうのも否めないのです。
確かに、食べた直後にベッドやソファーに横になるのは、何とも言えない心地良さがあるのですが、精神的に満たされる事があっても、肉体的にはマイナスな事も多いでので、睡眠の質を下げないためにも控えるようにしてください。
睡眠に関する内容は以下を参考にしてください。
・睡眠の質を上げて毎日毎晩快適に眠る事が出来る為の5つのポイント
・夢見が悪い!怖い夢を見る!そんなあなたの悪夢の原因と対策方法
・寝ても眠すぎる病気?「過眠症」かもしれない症状診断チェック
まとめ
仕事などが忙しくなると、身体に悪いと感じていても、“つい”やってしまいがちな行動はたくさんありますが、なるべく自分の身体を労ってあげる事も大切な要因になってくるのです。
なので
「たまには食べてもいっか!」
では無く、身体のために我慢をしてみてください。
そして、朝起きた時には、我慢をした分、目一杯お腹を満たしてあげてみてはいかがでしょうか?
もちろん、ダイエットを考えている方たちには、“絶対に”寝る直前の食事はやめましょう。
他にも、以下の内容も参考にしてみてください。