コロナウイルスという未知なる敵の爆発的な感染で戸惑いが隠せない現状があります。
ですが、対策の仕方にも、毎日のニュースで問題になっている通りで、まだまだ危機感を持っていない人がいる現状も否めません。
「コロナ、コロナ。」と聞けば、うんざりしてしまう事もありますが、並大抵の対策では終息に向かわない事も理解していただきたいのです。
『ロックダウン』や『医療崩壊』、『感染爆発(オーバーシュート)』などの“最悪な事態”を招かないために、自分たちはどのような行動をとらなければならないのか?
そこで今回は、改めて「認識不足?コロナウイルスの感染リスクが高まる5つの行動」を紹介していきたいと思います。
三密の危険性
毎日のように、メディアで放映されているので、「耳タコだ。」なんて感じる人もいるかもしれませんが、冒頭にも記載しましたが、これだけ言ってもわからない人がいる現状も否めません。
『クラスター感染』という言葉もありますが、今更ながら言葉の意味を理解していますか?
クラスター感染とは、集団感染を意味しています。
では、そのクラスター感染がしやすい三密の条件とはどんな場所が当てはまるのか?
密閉空間
感染リスクが高まる条件の1つ目は、“密閉空間”です。
建物などの施設は、風通しも良くなく、空気の循環が著しく悪くなる事から、ウイルスも滞りやすく、室内にはウイルスが蔓延しやすい環境が出来てしまいます。
これは、コロナウイルスだけに限らず、風邪やインフルエンザなども同様に言えるので、換気の悪い空間を作らないようにする事も対策につながります。
密集場所
感染リスクが高まる条件の2つ目は、“密集場所”です。
人が多く密集する場所は、どんな所が思い浮かびますか?
ライブハウス?スポーツ施設(ジム)?など、たくさんの場所が浮かんだ事だとは思いますが、全ての思い浮かんだ場所が“危険地帯”なのです。
症状が無くても、その場所に一人でも感染者(保菌者)がいれば、たちまちクラスターが発生しかねない状況になります。
密接場面
最後の感染リスクが高まる条件は、“密接場面”です。
間近で会話をしたり、言葉を発すれば、目には見えないかもしれませんが、唾などに乗って、ウイルスも体外に放出してしまいます。
これが俗に言う、『飛沫感染』の一種になるのです。
咳やくしゃみ、話す時などの飛沫が飛ぶ距離はどれくらいだと思いますか?
口から出た飛沫が落ちるまでに、だいたい2m~5m程度もあるのです。
外出のリスク
政府は「不要不急な外出を自粛してください。」という要請を発してはいますが、仕事や買い物などの出たくはなくても出なければならない事もありますよね?
ですが、いくらそのような状況だとしても、外出をするのであれば、感染をするリスクと隣り合わせになっている事だけは意識して行動をしてください。
一人一人が出来る対策としてみれば、“手洗い”・“うがい”はもちろんの事、マスクや咳エチケット、三密などの行動も対策につながりますので、外出を余儀なくされる場合は、しっかりと対策に努めてください。
また、『太陽光』や『紫外線』で、ウイルスが無くなるような情報もありますが、まだまだ研究段階なので、鵜呑みにしないようにしましょう。
他県への移動
全国的に「他県への移動自粛」が目立つようになってきていますが、人間が移動する事が最大の感染要因だと言われているので、他県への移動も控えてください。
長期の休みに入ると、自粛のストレスなどから、発散をしたい気持ちもわからなくはありませんが、そのストレスは今発散しなければなりませんか?
発散しなければ、生きる事に支障をきたしますか?
一昔前には、パチンコ店のために他県に移動する人もいますが、コロナウイルスに感染する事で命を脅かす事はあっても、気分転換をしなくても命の危険を感じる事はありません。
なので、今は四の五の言わずに、不要不急な外出はしないでください。
家庭内感染
上記の内容などを“全て”守っていても、感染者や感染が疑われる家族がいる場合は、家庭内感染を免れない状況もあります。
ですが、感染被害を出来る限り抑える対策はあるのです。
・小まめな手洗い・うがい。
・可能な限り部屋を分ける。
・家の中でもマスクを着用する。
・共用する場所の消毒。
・換気の良い室内作り。
など、自宅で療養する事があっても、対策はあるので、焦らずに出来る事から行うようにしましょう。
万が一、家族が感染してしまった場合、対策もそうなのですが、2週間(14日前後)経過するまでは、容態が急変する恐れもないとは言い切れないので、健康状態を日記などに記載して、小まめに経過監視するようにしてみてください。
※ワクチン問題
みなさんは、もうワクチンの接種を終えましたか? 1回目や2回目を終えた人はもちろんの事、3回目をこれから受ける人も多くいるとは思いますが・・・。
「ワクチンを接種して安心しきってはいませんか?」
ワクチンを接種したからといって、“必ずしも”感染しないわけではなく、酷くならないわけでもありません。
世の中に“絶対”が無いのと同じように、ワクチンを接種したとしても新型コロナウイルスに感染しないわけではないのです。
大半の方々が理解している事だとは思いますが、第5波が終息に向かいそうに見えたものの、新たなオミクロン株が影響して、『第6波』が懸念されているのも否めません。
なので、ワクチンを接種したとしても、基本的な感染対策は忘れないようにしていきましょう。
まとめ
聞き飽きた一面もあったかもしれませんが、最悪の状況を作るのも“人間”、終息に向かわせるのも“人間”です。
あなたの大切な人を守れるのは、あなたの行動です。
自分自身は症状が無くても、他人にうつす可能性は持っているので、あなたの行動一つで、ウイルスを広げかねない事を理解してください。
ストレスが溜まるからと言って、旅行や娯楽施設などに出掛ける事が、しっかりと対策をしている人からしてみれば、その行動がストレスの素になります。
『デルタ株』や『オミクロン株』のような新しい株が出てきたり、政府の対応(給付金や保障等)のちぐはくさは拭えませんが、大変なのはあなただけではないので、今一度、全ての国民が協力をし合って終息に向かうように努めていきましょう。
他にも、以下の内容も参考にしてください。
・感染症に備える!新型コロナウィルスから体を守る5つの予防対策方法