みなさんはどれだけ“健康”に対して気を使っていますか?
元気な身体を保っているのも、健康でいるからこそだと思います。
ですが、健康思考の人も、そうでない人も、自分が気付かないうちに症状が進行している疾患もあるのです。
『脂肪肝』という言葉を耳にした事はありますか?
大半の人は健康診断などで聞く事が多いとは思いますが、実際にどのような症状があったり、体内にどのような影響があるかまではわからない事もあると思います。
そこで今回は「日常生活で改善?日本人の4人に1人の脂肪肝を予防する3つの習慣」を紹介していきたいと思います。
脂肪肝とは?
脂肪肝とは、簡単に言えば、肝臓そのものに中性脂肪などの余分な脂質が多く蓄積する状態で、メタボリックシンドロームなどと関連があるとされています。
脂肪と聞くと、身体のあちこちにつくイメージが大半ではありますが、気付かないうちに内臓にもついているなんて恐ろしいですよね。
そもそも肝臓に脂肪がつく事にどんな問題が生じるのか?
肝臓に脂肪がつき、そのまま放置をしていると、『肝炎』や『肝硬変』、最悪の場合は『肝臓がん』などの疾患に進行をしてしまうのです。
では、そんな脂肪肝ではありますが、どんな原因があって、どんな症状があるのか?
原因と症状
人間のエネルギーを取り入れて、そのエネルギーを消費しながらバランスを保っているのですが、摂取するエネルギーを過剰に体内に取り込んでしまうと、当たり前のようにエネルギーを使いきれなくなります。
そんなエネルギーの中に含まれる“糖質”や“脂質”などの使いきれなくなったエネルギーが体外に排出できれば良いのですが、全てを出しきる事ができないために、残ったエネルギーが行き場を失い肝臓などに蓄積されてしまうのです。
その他にも、『肥満』や『糖尿病』なども、脂肪肝の発症を招いてしまう可能性も高まってしまいます。
脂肪肝の症状としてみれば、あからさまな自覚症状は無い事のほうが多い傾向がありますが、脂肪肝が進行していると
・身体のだるさ。
・疲れが取れにくい。
・腹部の違和感。
などの症状が出る人も中には見受けられるのですが、腹部の違和感は、ある程度の病状が進行しないと自覚症状が現れにくい傾向もあります。
脂肪肝予防する方法
肝臓に一度脂肪がつくと、なかなか落としにくい事もあるのですが、日頃からの生活習慣を見直す事で、予防や改善につながる可能性もあるのです。
運動不足
健康関連の予防や対策の内容になると、いつも運動のジャンルは出てくるのですが、それは脂肪肝も同じです。
医療機関の治療方法の中にも『運動治療』を取り入れて減量を目指す治療もあるので、日々の生活の中に“運動”を取り入れる必要があります。
運動をする事により、日頃からの運動不足も改善され、ストレス発散や新陳代謝の向上にもつながるので、一石二鳥、三鳥にもなります。
飲酒関連
肝臓でアルコールの分解がされる事はご存知だとは思いますが、ついついその場の雰囲気で飲み過ぎてしまう事もありますよね?
過剰に摂取してしまうと、脂肪の分解が抑制される事もあり、肝臓への中性脂肪の蓄積が促進されてしまうのです。
中性脂肪が過剰に蓄積しすぎると、肝臓全体的の多きさが“肥大”して、深刻な『肝障害』になりかねないので、適度なアルコール摂取量を守るようにしてください。
晩酌などで毎日摂取している人は、必ず“休肝日”を設けるようにしましょう。
食事時間
仕事が忙しかったりすると、食事の時間を一定に保つ事が難しい状況も多々あります。
ですが、この食事の時間が、脂肪肝やメタボリックシンドロームなどの疾患を招いてしまう可能性があるのです。
よく、「夜8時以降の食事は・・・。」なんて耳にする事もありますよね?
脂肪肝だけではなく、それだけ食事をする事が、場合によって“負担”が生じる事もあるので、食事をする時間を整えるように心掛けましょう。
また、食事の内容も、あまり脂っこい物ばかり摂取していれば、必然的に脂肪もつきかねないので、これを機に食生活の改善にもつなげてください。
まとめ
上記の症状にも記載しましたが、脂肪肝は自覚症状の無い事もあり、タイミング良く健康診断が無い限りは、なかなか気付きにくい傾向があります。
体温のように、いつでもどこでも手軽に数値を測る事も出来ないので、日々の生活習慣を改める事が大切になってくるので、上記の3つの予防方法を実践してみましょう。
また、自宅に居ながら遺伝子検査で調べる事ができるキッドも現代にはたくさんあるので
「どんな体質なのか?」
「飲酒が将来健康に対してのどんな悪影響がでやすいのか?」 など、疑問に感じる方は、是非手に取って調べてみてください!
他にも、以下の内容も参考にしてみてください。
・朝から胸焼け?その症状は胃食道逆流症の可能性の原因・診断チェック