1日の食事の中で、どれくらいの野菜を食べていますか?
肉や魚のようなメインになる動物性たんぱく質も、身体を作るためには必要不可欠ではありますが、野菜の栄養も大切ですよね。
そんな野菜ではありますが、どのように調理をして食べていますか?
「ただ単純に食べているだけ。」なんて人もいるかもしれませんが、野菜の種類によっては適していない食べ方をしている可能性も少なくはありません。
そこで今回は「どっちが健康?栄養士が教える生野菜と温野菜に適した食べ方の種類」を紹介していきたいと思います。
生野菜と温野菜の違い
人間にも、得意・不得意なジャンルがあるように、野菜にも生野菜・温野菜に適した食べ方があるのです。
ですが、まずは適した食べ方を理解する前に、生野菜と温野菜のメリットとデメリットを紹介していきます。
生野菜のメリットとデメリット
生野菜のメリットとして、調理が少ない事から、『ビタミン類』や『食物繊維』などの栄養素を壊さずに、そのまま身体に摂り入れる事ができます。
また、スムージーなどにする事で、“ダイエット”にはもちろん、効率良く野菜を摂取する事ができるのです。
デメリットとしてみれば、食べ過ぎてしまうと、野菜の種類にもよりますが、身体を冷やしすぎてしまう事もあるので注意が必要になります。
温野菜のメリットとデメリット
熱を野菜に加えて食べる事で、柔らかくもなり、消化を助け、量(嵩)を減らせるので、一度にたくさんの野菜を食べられるようになります。
人間が1日に摂取しなければならない栄養素を見比べてみると、なるべく量(嵩)を減らせるのは好ましいですよね?
ですが、熱を加える事で、野菜そのものにある『ビタミン』や『酵素』が壊されてしまう可能性があるので、生野菜も温野菜も甲乙付け難い一面もあるのです。
生野菜・温野菜向きの種類
では、どのような野菜が“生野菜”・“温野菜”として食べるのに向いているのか?
せっかく毎日美味しく食べるのであれば、野菜そのモノの栄養素を損なわずに摂取するほうが好ましいですよね。
では、具体的にどんな種類が適しているか?
生野菜に向きの野菜
生野菜で摂り入れた方が好ましい野菜は
・大根
・トマト
・きゅうり
・レタス
・キャベツ
などが挙げられます。
野菜はカットした瞬間から、ビタミンなどの栄養素が失われてしまうので、生野菜として食べる場合は、新鮮さを保つように、食べる直前に調理するのが好ましいと言えます。
温野菜に向きの野菜
温野菜で摂り入れた方が好ましい野菜は
・かぼちゃ
・ほうれん草
・レンコン
・とうもろこし
・イモ類
などが挙げられます。
温野菜も本来ならば、新鮮な状態で摂取する方が好ましいのですが、美味しく食べるためには、加熱調理も否めません。
ですが、熱を加える調理方法も、“茹でる”のはあまり好ましくありません。
茹でると、栄養素が茹で汁の中に流れ出てしまうので、摂取できる栄養素も半減されてしまうからです。
まとめ
生野菜でも温野菜のどちらにも適している種類もありますが、メリットやデメリットがあるように、一番は自分が食べやすい調理方法(レシピ)を重視するのも一つの手です。
今回はあくまでも“栄養素”の観点に目を向けただけなので、あまり神経質にはならずに、毎日美味しく食べる事を意識するのが大切になってきます。
なので、『一汁三菜』という言葉があるように、健康的な身体作りのためにも、是非毎日の食事で積極的に野菜を摂るように心掛けてみましょう。
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