世界的な規模で爆発的に蔓延している新型コロナウイルスです。
日本各地でも、今現在の感染者数は日に日に延び、1日あたり1000人を超えている現状もあるのですが、一向に終息に向かう目処がたたないのが実状です。
そんなコロナウイルスなのですが、これだけ世界の人が困っているのにも関わらず、これに乗じて“悪事”を働く人も増えてきます。
「どうしてそんな事をするのか?」
などと感じる事はありますが、悪い人の思考を考えても見も蓋もありませんので、コロナ渦の中、新手な詐欺に巻き込まれない為にも、今回は「悪質手口!新型コロナウイルスの拡大に便乗した5つの新手な詐欺事件」を紹介していきたいと思います。
通販型
ネットショッピングを利用している割合は、近年増加傾向があり、コロナウイルスで“不要不急”の外出が著しく出来ない事で、よりインターネット通販を利用する人が増してきています。
そんな人の行動を見据えた、偽サイトで騙す手口が横行しているのも事実です。
「1回の購入のつもりが定期購入になっていた。」
「購入商品と全く違う物が届いた。」
など、悪質極まりない現状がある事をどれだけ理解していますか?
スーパーやドラッグストアなどで、マスクや消毒液の品薄に便乗して、悪事を働く人がいる現状も拭えないのです。
大半のインターネット通販は、安全で安心できる優良サイトなのですが、ごく一部の悪質(不審な)業者は後を絶ちませんので、購入ボタンを押す際には、確認などは怠らないようにしましょう。
通知型
通知型の手口として、主に『電話』や『ダイレクトメールDM(郵便やメール等)』などで行われています。
これらの手口から、銀行口座の番号などの個人情報が奪われたり、大切なお金を失うきっかけになっている現状があります。
また、注文・購入した覚えの無いにも関わらず、マスクや消毒液が送られてくる事例もあるので、見に覚えの無い商品には手を触れないようにしてください。
これはダイレクトメールなども同様で、見に覚えの無い注文・購入に対しての支払いを求めるメールなどは、フィッシングサイトへ誘導をして、個人情報を騙し取ろうとしている可能性もあるので、絶対に開かない(アクセス)でください。
上記の「通販型」も「通知型」を防ぐには、家族の中での“情報共有”が一つの対策に繋がるので、心掛けるようにしてみましょう。
給付金型
国が10万円の給付を発表してから徐々に増えていった詐欺なのですが
「特別定額給付金の申請手続きを代行する。」
「給付金を振り込む口座と番号を教えてほしい。」
「手続きにキャッシュカードの暗証番号が必要。」
など、言い方を変えながら、たくさんの口実を使い、大切なお金を奪い取ろうと試みます。
特に給付金の詐欺の被害は、“高齢者”に多い傾向があり、政府の給付金への対応が遅いからこそ、それに漬け込んで、このよう詐欺が横行しているので、自分自身もそうですが、自分の親が被害に遭わないためにも注意が必要です。
また、給付金だけに限らず、コロナウイルスをネタにして、お金を詐取する事件もたくさんあるので、これを機に家族内でのセキュリティを高めてみてください。
・自分の親は大丈夫?振り込め詐欺に遭わない為の3つの対策方法
訪問型
訪問型の一例として
・市(自治体)の職員
・工事業者
・警察官(総務省等)
などを装い近付いてきます。
「助成金の手続きの為に口座を教えてほしい。」
「近所で感染者が出たので消毒をする。」
「排水管(下水)にウイルスが流れている(汚染されている)。」
このような事を言われれば、“不安”を覚えて任せてしまう事もあり、言われるがままになってしまいますよね?
特に多いのが、上記の給付金関連や工事業者が多いので、自分たちが出来る対策として、絶対に「家の中(玄関等)に入れない。」これを頭の片隅にでも置いておきましょう。
また、これらの訪問があった場合は、『消費生活センター』や『警察署』に相談するようにしてください。
特殊型
特殊型の詐欺の特徴として、全てではありませんが、「コロナが影響をして」というニュアンスの言葉が使われる事が多々あります。
「新型コロナウイルスの影響で金の相場が上がる。」
「コロナの影響で次は○○が無くなる。」
などのような触れ込みを用いて、“勧誘”もしくは“詐欺”の怪しげな情報へ誘導してくるので、惑わされないようにしてください。
しかし、新しい事柄が起きると、何もわからない事も多く、安易に飛び付いてしまう事も多々あるので、こんな時こそ冷静に判断をするのが大切です。
とは言っても、なかなか冷静に判断するのも難しい事もあるので、こちらも⇒参考にしてください。
※ワクチン接種関連
今現在(令和3年)では、日本にはワクチン接種は始まっていませんが、世界的にみると、続々と接種が始まっている事から、ワクチン関連の詐欺も横行してきます。
「高齢者を対象にワクチン接種とPCR検査ができる。」
「医療従事者よりも優先してワクチン接種を受けられる。」
などのように、人の弱みに付け込んで、優先してワクチンを接種できる事と引き換えに、“予約金”を請求するような事も多々あります。
保健所職員を装ったり、警察や医療関係者などからの電話や訪問等もありますので、このような不審な内容があれば、すぐに対応する事無く、ためらわず警察に通報するように心掛けてください。
まとめ
コロナだけに限らず、新手な詐欺事件はどんどん増えてきています。
ですが、このような話を聞くと「自分だけは大丈夫。」などの過信を持つ人もいますが、油断は禁物です。
日頃から防犯意識を持っている事で、いざという時に力を発揮出来るので、被害に遭わないためにも、他人行儀に考えるのだけはやめてください。
万が一に、上記の5つのような詐欺の被害に遭いそうになった場合は、『消費生活センター』や『警察署』などに相談してくたさい。
また、コロナだけではなく、詐欺事件は未だに少なくならない現状も拭えないので、詐欺の被害に遭った場合は、相談無料・着手金無料。ネット副業関連の詐欺被害は「弥栄法律事務所」までお問い合わせください。
他にも、以下の内容も参考にしてくたさい。
・感染症に備える!新型コロナウィルスから体を守る5つの予防対策方法