秋は、様々なニュアンスの言葉を耳にする事が多くなる季節です。
『スポーツの秋』や『読書の秋』、『芸術の秋』など多くありますが、やはり何も言っても“食欲の秋”なんていう人も少なくありません。
夏の日差しが強い時期と比べて、比較的に秋は涼しいため、夏バテで喉越しの良い物ばかりを食べていた人でも、秋はたくさん食べてしまう事もしばしば。
ですが、いくら何でも、物事には必ず“限度”というものがありますよね?
自分の心だけを満たそうとすれば、身体の中身(内臓等)は疲れてしまい、体調を壊してしまう可能性も大いにあるので、今回は「食欲の秋で食べ過ぎによる胃腸への負担を軽減する5のポイント」を紹介していきたいと思います。
食べ方の工夫
胃腸の不調を起こす可能性を上げてしまう行為のうち、“食べ方”という事は避けては通れない内容の一つです。
真夏の日差しが強い気候とは異なり、過ごしやすい気候になるため、その分食欲も上がって、度を越してしまう人も少なくありませんので、以下の食べ方だけでも心掛けるように努めてみましょう。
良く噛んで食べる
親に小さい頃
「良く噛んで食べなさい!」
なんて言われた事がある人も多くいるとは思いますが、良く噛む事で、当たり前ではありますが、食べ物は細かくなり、より唾液と混ざって消化されやすい状態が出来上がります。
また、1回の噛む回数を多くする事で、『満腹中枢』が刺激されて、少ない量でも満腹感を得られるため、食べる量も少なくなり、胃腸への負担も軽くなります。
食べる量が少なくなれば、ダイエット効果にもつながるので、“一石二鳥”ですね。
食事の時間
いきなりですが、夕食の時間帯は何時頃が多いですか?
夕食を食べない人は関係のない話ですが、夕食は仕事などの兼ね合いで、決まった時間に食べれない事も多々あります。
ですが、夜遅い時間に食べる事により、食べ物が胃に残った状態で眠りについてしまえば、睡眠の質を下げるだけでなく、胃の病気や胃もたれなどの原因の引き金になりかねません。
なので、夜遅い時間に夕食をするのであれば、寝る2~3時間前までに食事は済ませておきましょう。
腹八分目
お腹一杯に食べ物を食べた時の幸福感のようなものは否めませんが、気持ちの面では満たされても、内臓からすると、ただの迷惑です。
人間は何かを体内に取り入れる事によって、その物を“分解”・“消化”を行います。
そのため、多量の食べ物やアルコールなどを取り入れれば、どうしても胃の活動時間は長くなり、負担は掛かり続けてしまうのです。
なので、早食いや大食いはもちろんの事、自分の身体を理解し、腹八分目の目安を忘れないようにしましょう。
胃腸の環境
“腸は第二の脳”なんて言葉を耳にした事はありますか?
胃や腸は、体内をコントロールしている『自律神経』というものと密接に関係をしていて、この自律神経が乱れる事により、胃腸内の働きが著しく低下してしまう可能性があります。
そうなれば、体内に入ってきた食べ物を満足に消化できない事にもつながり、下痢や便秘などになる事も多々あるのです。
メディアなどでも度々耳にする自律神経ではありますが、「どのようにすれば、自律神経を整える事が出来るのか?」
個人差はありますが、腸内細菌を増やす方法なども、現代ではたくさんの情報が出回ってはいますが、まずは、自律神経に関する内容を以下から参考にしてみてください。
・あなたは大丈夫?簡単に出来る自律神経失調症診断と原因・対策方法
ストレス関連
胃腸の働きを低下させる要因として、この“ストレス”も大きく関わってくる事は否めません。
ストレスをまったく抱えないで生活をする事は難しいかもしれませんが、胃の中は通常、胃酸と胃粘液はバランス良く保たれているのですが、ストレスを過剰に受ける事で、上記の「胃腸の環境」にも出てきた、自律神経を刺激して、胃の血管を収縮させて、胃粘液の分泌を少なくしたり、胃酸を過剰に分泌させてしまう事もあるのです。
これらの状態が長く続くと、胃の消化活動が低下してしまうので、身体の不調を訴える人も少なくありません。
ですが、ストレスというのは実際に目で確認する事が出来ないのは事実です。
なので、自分自身がどのような環境でストレスを抱えるのかを以下の内容から調べてみてください。
まとめ
秋といえば、秋刀魚やキノコ類、さつまいも、栗、柿、梨などの果物も豊富にあるので、旬を取り入れるには絶好の季節ではありますが、節度を守る事も大切です。
冬に備えて、たくさん食べ物を蓄える本能的なものもありますが、夏の疲れで胃腸が弱っているケースもありますので、気候が涼しくなったからといって、度が過ぎた行動を取る事は控えるようにしましょう。
他にも、以下の内容も参考にしてみてください。