収集癖?物を捨てられない『溜め込み症候群』の原因と診断チェック

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溜め込み症候群と聞いて、どんなイメージがありますか?

文字通りに、溜め込み過ぎてしまう事は浮かびますし、「片付けられない。」、「物を捨てるのが苦手。」などのマイナスイメージを持つ人が大半を占めているかもしれません。

その人のだらしなさが見え隠れしていそうな溜め込み症候群ではありますが、実際は“心の病気”である可能性が大いに考えられているのです。

そこで、今回は「収集癖?物を捨てられない『溜め込み症候群』の原因と診断チェック」を紹介していきたいと思います。

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溜め込み症候群の原因

溜め込み症候群は、一昔前までは『強迫神経症』という神経症状の一部とされていましたが、2013年に米国の診断マニュアルが改正されて、精神疾患の1つのカテゴリーになっています。

根本的な原因のうち、ADHD(注意欠陥多動性障害)やADD(注意欠陥障害)、うつ病、認知症などが伴っている可能性もありますが、病だけでなく、寂しさを紛らわすためなどの、心のSOSを出している事もあるのです。

片付けられない症候群との違い

一見、「片付けられないのも溜め込むのも同じではないか?

なんて思う人もいるかもしれませんが、片付けられない症候群は、家の中が“ゴミ屋敷”“汚部屋”のような、足の踏み場がないくらいに散らかっている映像をメディアで目にする事もありますよね。

一方、溜め込み症候群は、一般的にはゴミと呼ばれる物であったとしても、自分自身はそれらをゴミとは思わず溜め込んでしまう違いがあります。

ですが、2つの共通点としては、精神的(メンタル)な要素も関連している事もあるので、極端な傾向がないと見分けにくいのも否めません。

自力での認識が困難?

部屋の中が散らかっていても、他者から見れば、ゴミ屋敷化していても、本人だけではなかなか気付く事が出来ません。

久しぶりに帰った実家が、足の踏み場のないくらいに物で溢れかえっているなんて事も無いとは言い切れないのです。

遺伝的な要素が大きく関わっているとも考えられたり、精神的なショックが引き金になって発症するケースもあるので、年齢や男性女性のような性別は関係なく、“いつ”“どこで”“どんなきっかけ”で、溜め込み症候群になるかはわかりませんし、自分で認識するのは難しい事から、自力で脱出しにくい状態に陥ってしまうのです。

また、本人はそれらに囲まれて生活をしている方が、かえって精神的に落ち着きやすい環境が、より負のループをさまよってしまいます。

溜め込み症候群診断チェック

自分の身の周りを見渡せば、家や部屋の状態はわかる事だと思います。

ですが、当たり前のように行っていれば、当然になる事でしょう。

なので、自分の現状を理解するためにも、以下の内容から、自分の行動を照らし合わせてみてください。

優柔不断である。

□物事を先延ばししがち。

□家・部屋が物で溢れている

□言われてみれば物が多すぎて肩身が狭い。

□趣味以外の物でも集めてしまう。

□物が山積みになる事もしばしば。

“捨てる”と考えるのも苦痛。

□捨てなくてもリサイクル等も考えられない。

□処分するような物でも手放す事が困難。

□私は溜め込み症候群だと思う。

 

いかがでしたでしょうか?

いくつ当てはまりましたか?

日常生活の事なので、自分では気付きにくい内容もたくさんありますので、当てはまった数が多ければ多い人ほど、対策を考えるようにしてください。

まとめ

世界中で多く見受けられる溜め込み症候群ですので、今は違ったとしても、どんな事柄がきっかけとなって、あなた自身がそうならないとは限らないのです。

なので、現状は溜め込む事はなくても、上記の診断チェックで該当した箇所が多い人は、これを機に専門機関で“相談”をしてみるのも、自分を見直す機会になるかもしれません。

克服への近道は、誰かを頼る事が大切になります。

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