みなさんは、体調を崩す時の“パターン”みたいなものはありますか？
寝不足や仕事・育児などを頑張りすぎた時に体調が悪くなる人も少なくはありません。
精神的なストレスが関係している事も無いとは言いきれませんが、それは肉体的な疲労が大きく関わっているので、自分でも納得がいくかもしれませんが、理由がわからない体調不良もありますよね。
自分の中で「何か変だなぁ・・・。」
なんて思う事も。
ですが、もしかすると、気温や気圧など気候の変化によって起こる『気象病』という可能性もありますので、今回は「天気のせい？気候の変化が体調に及ぼす気象病の関係と自己診断チェック」を紹介していきたいと思います。
気象病の原因＆症状
気象病とは、読んで字の如く主に、天候(気温・気圧等)の変化によって、個人差はありますが、さまざまな体調に変化が起こってしまう総称になります。
春や秋のような日中の暖かさと、夜の寒さによる“寒暖差”に身体がついていかず体調を崩したり、気圧の変化(低気圧等)が関連して頭痛を引き起こしてしまうのも気象病の兆候で、比較的に誰でも発症してしまうケースは高く、日本人の中でも約１０００万人の方が病に悩んでいる事も少なくありません。
気温の変化
地球温暖化による気温の上昇で体調を壊す事もありますが、急激な温度変化が“自律神経”の働きを乱してしまう可能性があり、特に冬場などの急激な温度変化は、『心筋梗塞』や『脳梗塞』などの命に危険を及ぼす重大な病気になってしまう可能性も多々あります。
また、大きな病気に目が行きがちではありますが
「最近、肩や首が凝る。」
「急にめまいや耳鳴りが起こる。」
などの症状も、気象病が引き金になっているケースも少なくありません。
気圧の変化
地球を覆っている大気の層によって、私たちの身体は気体の圧力を受けているのですが、この気圧の変化は気象病に大きく影響していると考えられており、天気予報などでたびたび耳にする“高気圧”や“低気圧”なんていうのも、空気による圧力を指しています。
そもそも、地球上のすべての物体は常に全方向から気圧の影響を受けているのですが、この気圧の変化を感じ取る耳にある『内耳(ないじ)』という器官は、自律神経にさまざまな変化を伝達する役割があります。
自律神経というのは『交感神経』と『副交感神経』でバランスを取っているのですが、急激な気圧の上昇・低下によって、正常に自律神経が機能しなくなると、頭痛やめまい、気管支喘息などの原因にもなります。
気象病自己診断テスト
日常的に当たり前になっていると、自分ではなかなか気付きにくい事も多々あります。
特に、極端に体調が悪くなる方はある程度の原因を熟知していたとしても、「どこか体調がすぐれない。」なんて方は難しいですよね。
なので、自分の現状を理解するためにも、以下の内容から、自分の行動を照らし合わせて考えてみてください。
□雨が降る予兆がわかる。
□天気の変化が体調の悪化に繋がる。
□台風のニュースは憂鬱になる。
□季節の変わり目は身体がついていかない。
□気持ち(メンタル面)は天気が左右している。
□姿勢は良い方ではない。
□肩こり・首こり持ちある。
□スマホやパソコンの使用時間・頻度が長い。
□冷暖房のエアコンが効いている環境にいる機会が多い。
□ストレス過多である。
□乗り物酔いしやすい。
□飛行機や新幹線などでの耳抜きが苦手。
□運動をする機会が年々減っている。
□自分は気象病な気がする。
いかがでしたでしょうか？
いくつ当てはまりましたか？
該当した数が少なければ、あまり気にする必要はないかもしれませんが、当てはまった数が多ければ多い人ほど、気象病の可能性が無いとは言い切れませんので、気になる人は、一度専門機関などを受診して対策を考えてみてください。
まとめ
天気で体調が左右されるなんて聞くと
「サボりではないか？」
「どうせ甘えだろう。」
などの嫌味を言われ、周囲に理解を得られずに苦しんでいる人も多く、病院で検査をしたとしても、身体そのものには異常が見られない場合もあり、原因がわからない人も少なくありません。
ですが、自分の事は自分が一番良くわかっています。
例え、言葉では言い表せなかったとしても「何かがおかしい。」と感じているのも事実です。
なので、それを親身になって受け止め、自分の納得が出来る専門医を見付けるのも一つの手なので、根気良く自分と向き合って、少しでも気象病の治療・緩和方法を探してみましょう。
他にも、以下の内容も参考にしてみてください。
・繊細すぎる？敏感すぎて疲れてしまうＨＳＰの原因＆特徴・診断テスト
