体質から学ぶ!夏場の熱中症になりやすい人の5つの特徴と対策方法

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年々、『異常気象』と呼ばれる環境が増えている現状があります。

異常気象の考えられる原因の一つとして、温室効果ガスの増加が地球温暖化に関係しているとも言われており、時期や場所にもよりますが、“猛暑”“豪雨”“雹(ひょう)”など。日本各地で被害が発生しています。

ましてや、夏の猛暑も、一昔前までは「自分は暑さに強い!」なんて思っていた人でも熱中症になるくらいに暑さも増しているのです。

しかし、熱さが増しているのもありますが、熱中症になりやすい体質の方もいるので、今回は「体質から学ぶ!夏場の熱中症になりやすい人の5つの特徴と対策方法」を紹介していきたいと思います。

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暑さの慣れ

いきなりですが、『暑熱順化』という言葉をご存知ですか?

読み方は、暑熱順化(しょねつじゅんか)と読むのですが、身体が暑さに慣れる事をさしています。

人は、気温が高い時期や運動をした時に体内で熱が作られ体温が上昇し、その体温を調整するために体の表面に汗をかく事によって、体内の熱を逃す『熱放散』をしながら体内の状態を良好に調節します。

また、個人差はありますが、暑熱順化には数日から数週間程度掛かるのですが、例え一度身体が慣れたとしても、暑い環境から離れてしまえば、徐々に効果も薄れてしまいます。

つまり、熱中症になりやすい人の特徴として
・体内に熱がこもりやすい。
・上手に熱放散できていない。
・汗で余分なミネラルも放出している。

などが挙げられるので、暑さに慣れる習慣作りも大切です。

年齢の問題(乳幼児・高齢者)

熱中症は当たり前のように、年齢問わず誰しもが起こり得ますが、乳幼児や高齢者は特に注意が必要になります。

大人に比べて子供(乳児・幼児)は、『新陳代謝』が活発なため、大人よりも体温が高いのですが、汗が出る『汗腺』の発達が未熟な事から、体温調節が上手にできないので、熱中症になりやすい傾向があります。

また、親の安易な考えで、子供を炎天下の車内に放置(買い物・パチンコ等)してしまう方もいますが、上手に体温調節ができない事から短時間でも体温が上昇しすぎて命を危険に晒されてしまうので、絶対に子供を真夏の車内に置き去りにしないでください。

高齢者は、体内の水分割合が少なくなり始め、今までは熱中症とは無縁だった方も、自分では気付かないうちに年齢を重ねる毎になりやすい身体になっている方も少なくはありません。

水分補給を怠らないようにすれば良いのですが、喉の渇きを感じにくい事も伴っているので、こまめな水分とナトリウム(塩分)を意識的に補給するように努めてください。

肥満問題

様々な病気等で好ましくないとされている肥満体型ではありますが、熱中症においても痩せている方に比べてなりやすい傾向があります。

そもそも体脂肪は、体内の機能を正常に保つためには必要不可欠なホルモンなどを作り出し、外部から内臓への衝撃を守る役割もあります。

ですが、男性も女性も同様に脂肪がつき過ぎるも問題です。

脂肪はとても保温性に優れている事から、一度体内で熱が作られて上昇した体温を熱放散で調節したくても、脂肪が邪魔をして放熱しにくい状況になってしまい熱中症を引き起こしやすい傾向があります。

なので、生活習慣病などの疾患を招かないためにも、できるだけ痩せる努力をしてみるようにしてみましょう。

ダイエットに関する内容は以下を参考にしてください。

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健康関連

健康な状態を維持するためには、どんな事柄が思い浮かびますか?
・十分な睡眠
・適度な運動
・栄養バランス

など、たくさん思い当たる節はありますが、これらも熱中症にも影響してきます。

熱中症で「睡眠?運動?食事?」などと、一見思われがちな面もありますが、例え元気な身体だったとしても熱中症になるリスクは少なくないので、不健康な人ほどより一層リスクも高まってしまうのは必然です。

まだまだ明確な理由が判明していない事もないとは言い切れませんが、やはり健康状態を高めていくのも熱中症対策に繋がりますので、体調不良に陥らず、規則正しい生活を心掛けながら熱中症にも目向けるようにしてみましょう。

猛暑が続けば続くほど、睡眠の質も低下してしまう為、睡眠に関する内容は以下を参考にしてください。

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持病の有無

熱中症になりやすい人の特徴として、持病の有無も需要な観点になってきます。
・心臓病
・糖尿病
・高血圧
・皮膚疾患
・精神神経疾患

などの病を患っている方は注意をしなければなりません。

塩分摂取に気を配っている高血圧の方や利尿剤を飲んでいる心臓の弱い方は、日頃から脱水状態に陥っている人も多く、これらの病の為に内服している種類によっては、熱中症を誘発しているモノも少なくはありませんので、持病がある方は必ず専門医と相談をして、自分に見合った熱中症対策方法を見付けてみてください。

まとめ

一度熱中症になると、癖になり毎年なってしまう人もたくさんいます。

上記に記載しましたが、熱中症で命を落としてしまうのは子供だけではなく、当然大人にもその可能性はあるので、けして過信をする事無く、水分とナトリウム(塩分)補給は“こまめに”を合言葉に摂取してみてください。

また、熱中症は犬や猫などのさまざまな動物も人間と同様になる可能性もあるので、ペットにも気を配るようにしてください。

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他にも、以下の内容も参考にしてください。

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