ジリジリと暑さが増していますが、いかがお過ごしでしょうか?
夏は「暑いものだ!」なんて割り切っている方もいるかもしれませんが、毎日のように30℃を超える『真夏日』や『猛暑日』では、心も身体も疲れきってしまいます。
しかも、異常気象のような暑さの影響で、熱中症になってしまう人も日に日に増加しているのも否めません。
ですが、実際に熱中症そのものを理解されている方はどれくらいいますか?
そこで今回は「予防が大切!熱中症の基礎知識を学んで暑い夏を乗り切る対策方法」を紹介していきたいと思います。
そもそも熱中症の原因
熱中症がそもそも起こる原因として、どんな事があると思いますか?
一番多い考えとして
「気温が暑すぎるから?」
なんて思うかもしれませんが、確かにそれも一理あります。
熱中症には、3つの条件によるものと考えられていて
“環境”
“からだ”
“行動”
の要因が伴って熱中症を引き起こしています。
人間の身体は、体温が上がったとしても、汗の蒸発や皮膚温度の上昇で、体外に熱を逃がして体温調節をしているのですが、3つの条件か伴い、調節の機能か崩れる事により、熱がどんどん身体に滞留して熱中症になってしまいます。
重症度の分類
熱中症の症状は、時間とともに進化してしまう可能性もあるので、一概にも重症度合いが該当するわけではありませんが、Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度にわけられます。
表のように、度合いがあると、軽度になればなるほど安易に考えてしまいがちではありますが、上記に記載したとおりに、熱中症の症状が進行する事もあるので、注意は怠らないようにしてください。
※また、命を落とす危険性のある熱中症を見極め、救命につなげる為に重症の中でも、特に注意を要する『最重症』を新たに加え、4段階にする方針を検討している。
症状の軽重によっては、その場での応急処置で対応できるものもありますが、少しでも「おかしいな?」と感じた時には、躊躇わず病院に行くようにしましょう。
予防&対処方法
上記の「重症度の分類」の度合いによっても対処の方法は異なります。
例えば、Ⅰ度のような比較的に軽度な症状の場合は、経口補水液などで水分を補給しながら、涼しい場所に移動をして身体を冷やす事が大切です。
Ⅱ度の場合は、身体がぐったりしたり、力が入らないなどの『熱疲労』の症状があって、自力で水分や塩分(ミネラル)を摂取できない時には、Ⅲ度も同様に医療機関を受診しましょう。
その場で簡単にできる対処として、水分・塩分補給はもちろんの事、着ている衣服をゆるめたり、水や氷で濡らしたタオルで手足や首などの付け根部分を冷やすのも症状の回復に繋がります。
詳しくは、以下の内容を参考にしてみてください。
・焦らないで!熱中症が疑われた時の初期症状と対応方法・自己診断
・暑さに負けない!夏の猛暑を快適に乗り切る為の7つの便利なグッズ
・体質から学ぶ!夏場の熱中症になりやすい人の5つの特徴と対策方法
まとめ
みなさんは『熱中症警戒アラート』というものをご存知ですか?
環境省と気象庁が“暑さ指数(WBGT)”に基づいて、数値化した熱中症の危険性を「ほぼ安全」、「注意」、「警戒」、「厳重警戒」、「危険」の5段階でわかりやすく注意喚起を促しているので、外出する時などは、これらのような情報を活用しながら熱中症にならない為の予防をしていきましょう。
他にも、以下の内容も参考にしてください。
・夏本番になる前に夏バテを回避するための5つのポイント