いきなりですが、自分の心(メンタル)は強い方ですか?
強いという方はあまり気にしなくても良いかもしれませんが、弱いという方は、どんな時にそう感じる事がありますか?
「嫌な事があった時。」
「物事が上手くいかなかった時。」
など、人によって状況は異なる事だとは思いますが、一度でも気持ちが“負のループ”に陥ると、なかなかその魔の手から精神的に抜け出せない人もいますよね。
そこで今回は「弱いわけじゃない!メンタルが崩壊しやすく心が病みやすい人の5つの特徴」を紹介していきたいと思います。
完璧主義
物事を理想的、又はそれ以上にこなしたりするのは志も高く、とても素晴らしい考えではありますが、この完璧主義である事から心が病みやすい自分ができている可能性も否めません。
何かを行う際に、自分がする全ての事柄に対して、常に100点満点を取ろうという意識をどれくらい持っていますか?
いつも全力投球をしたい気持ちはわからなくもありませんが、これらが毎回のように上手くいくわけではなく、実際に自分が求めているのと異なれば、心身が疲弊する事に繋がってメンタルの崩壊に至ってしまうのです。
また、仮にそれらが満足いく結果がいつも出ていたとしても、日頃から頑張りすぎて物事に接しているので、例え上手くいってたとしても心が病む人もいます。
ですが、社会の目線から考えると、完璧主義の方ほど丁寧で質の高い成果を出し、周囲からの信頼も厚いメリットもありますので、完璧主義思考を捨てるのではなく、「“ほどほど”も大切なんだ。」という事だけは頭の片隅に置いておくようにしてみましょう。
被害妄想
自分に被害や危害があるかのように、被害の証拠がなくても思い込んでしまう妄想性障害の一つでもある被害妄想ではありますが、みなさんにもこのような妄想はありますか?
幻覚や妄想の中には『統合失調症』のような病も考えられる場合も多く、日本でも統合失調症の患者数は約80万人位いるとされ、世界規模で見ても100人に1人の割合で発症する病なので、決して少ない数字ではありません。
他人の態度や言動が気になったり、自分の発言が相手を不快にさせていないかなどの“深読み”をしすぎるあまりに心が病んでしまう人も少なくはないのです。
これは多くのネガティブ思考の方も陥りやすい傾向があり、過去の嫌な経験が尾を引いている事もしばしば。
確かに、過去の嫌な経験はその人にしかわからないものが多く、誰も解決できるすべは無いのかもしれませんが
「過去の自分と今の自分は変わりなく昔のままですか?」
たまたま嫌な経験をさせられた相手に問題があっただけで、あなた自身が深く傷つく必要が無かったかもしれませんよ?
無理矢理にポジティブな考えをする必要性はありませんが、これと同様に自らネガティブになる必要もないのです。
承認欲求
日本の男性も女性は承認欲求という観点からすると、比較的に強い傾向があります。
「自分は価値がある存在でいたい。」
「他人から認められたい。」
などの考えを持っている事は当然と言えば当然なのです。
これは職場や学校、日常生活の中で集団生活をしている人も多く、他人から認めてもらう事によって自分自身のモチベーションに繋げている方も多いために求めてしまいます。
TwitterやInstagramなどのSNSで自分に注目を集めるようなコメントを見た事がある方もいるかもしれませんが、まさに典型的で、他人からの反応を自分の欲求を満たすために行っているのです。
誰か認められたいと思う気持ちは悪いものでないですが、その思考が強くなれば強くなるほど、自分の思いと比例しない時に心が病んでしまう人もいるので注意をしてください。
周囲の目
これは上記の「承認欲求」と類似している部分はありますが、みなさんは他人からどう見られている気になりますか?
「全く気にならない。」なんて方は少ないかもしれませんが、周りの目ばかりを気にしすぎてしまうと、心の状態が常に緊張している状況が続き、それが不安やストレスの素になって、心を蝕んでしまいます。
近年、職場を休職する理由として、『うつ病』や『適応障害』などのメンタルヘルスが原因になるケースが多く、こういった『社交不安障害』を招いている可能性もあるのです。
社交不安障害が重症化すると、緊張や不安のあまりに自律神経が乱れて身体症状が出る方もますので、このような症状に覚えのある方は、早めに専門機関を受診することをおすすめします。
実際に周囲の目を気にしてしまう感情は誰しもがありますが、いくら自分が他人に良く見せていたとしても、他人がどう感じるかまでは分りませんよね?
他人の思考まで正確に読み取る事が出来る方は別かもしれませんが、基本的には相手の気持ちを正確に判断するのは皆無なので、あまり深読みせずに本来の自分自身を受け入れてくれる人を大切にしてみてください。
責任感&真面目
・失敗は悪だ。
・努力家である。
・他人を頼る事は苦手。
・物事は最後まで諦めない。
・人に頼まれると断れない。
この中で、自分の思い当たる節はどれくらいありますか?
責任感が強かったり、生真面目な人ほど、すべて該当した方もいるのではないでしょうか。
他人への配慮や気配りを怠らず、物事に対して真っすぐに貫き通すような性格を持っている方は、エネルギーを他者よりも多く費やし、自分のペースよりも取り組む姿勢に重きを置いているので、見えないストレスの蓄積も多いために、ちょっとした事がきっかけで『うつ病』などの心の病に陥る可能性が高くなります。
また、これらの性格の持ち主は、意外と我慢(忍耐)強い人も多く、無理にでも遂行してしまうので、『燃え尽き症候群(アウトバーン)』のような症状に陥ってしまう事も多々あります。
まとめ
基本的、心が病みやすい人ほど優しい方や良い方が多く、人間関係を築いていくには理想的なのですが、ネガティブ思考が強い方ほど相手に煙たがられてしまうのも否めません。
長い人生の中で、楽しい事もあれば、嫌な事・悲しい事もたくさんあります。
それらに一喜一憂するのもありかもしれませんが、あまり自分にとってマイナスな事柄に対しては、それを受け流せるような発散・解消方法を見付けてみるのも一つの手なので、これを機に自分なりの何か良い方法を見付け出してみてはいかがでしょうか?
他にも、以下の内容も参考にしてください。
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