みなさんは、どんな“頭痛”を経験した事はありますか?
風邪を引いたり、ケガをしたりと、痛みの種類は様々ではありますが、年齢を重ねれば重ねるほど、頭痛を経験した事が無い人はいないと言っても過言ではありません。
ですが、それは何かしらの原因(風邪やケガ等)がある頭痛なので、ある程度は自身でも納得できる事かもしれませんが、頭痛の中にも不意を突かれたものもあるのです。
自分自身が理解している頭痛でも辛さがあるのにも関わらず、自分では意図しないような予測不可能な頭痛は精神的に滅入ってしまいますよね。
そこで今回は「痛みを学ぶ!当たり前になっている頭痛を理解する為の5つの内容」を紹介していきたいと思います。
どんな時に痛みが生じるか?
子供や大人、男性や女性も当然な事ではありますが、頭痛は起こります。
冒頭にも記載しましたが、風邪やケガ等も痛みを生じる原因にはなるのですが、それ以外の頭痛が起こる人は、どんな時に痛みが生じますか?
・食事をしている時や終えた後。
・肉体的・精神的な疲れが溜まった時。
・寝不足のような不規則な睡眠時。
人混みの多い場所に訪れた時に頭痛が起こる方もいれば、光や音に敏感になってしまう方など、人によって理由はさまざまありますよね。
だからこそ、人によって痛みの生じ方がそれぞれなので、どんな時に生じるかの“パターン”のようなものを把握していく事が痛みの緩和や痛みを起さない為の対策にもつながります。
特に、20代~40代の女性の場合は、女性ホルモンの変化が頭痛と関連している事も多くあるので、自分自身がどんな時に痛みが生じるかを理解していくのが大切になってきます。
痛みのタイプ
上記の「どんな時に痛みが生じるか?」と同様に考えていかなければならない痛みのタイプなのですが、頭痛が起こる時には、どのような痛みが伴いますか?
・脈を打ちながらズキズキする。
・頭が締め付けられる痛み。
・目の奥から痛みが生じる。
など、左右どちらかのこめかみ周辺やその両側に痛みが生じる方もいれば、頭全体的に痛み(激痛)が伴って、動く事すらままならなくなってしまう人もいます。
個人差がある痛みを計る事はできませんが、痛みで仕事や勉強、家事などが手につかなくなる人がいるくらいに、頭痛の辛さは計り知れませんので、まずは痛みのタイプがどんなものなのかを考えてみてください。
痛みの頻度や痛みの質は、他人に理解されない事も多く、痛みだけならず、精神的にも嫌な思いをしてしまいガチではありますが、誰からも理解されなくても、絶対に我慢だけはしないようにしてくださいね。
また、肩こりが頭痛を誘発している可能性も多いにありますので、気になる方は参考にしてみてください。
・首の凝り?頭痛?肩こりの3つの原因と診断テスト・解消グッズ
生活スタイル
どんな生活習慣やスタイルかでも頭痛を招いている可能性はあります。
その中でも、一番は睡眠不足です。
理由はさまざまあるかもしれませんが、睡眠不足に陥ると、上記の「気候の変化」にも出てきた、自律神経の乱れが生じてしまいます。
自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』の2種類あって、共にバランスを保ちながら、体内環境を正常に機能しているのですが、睡眠不足が続けば続くほど、バランスが崩れて『自律神経失調症』になる事もあるので、しっかりと睡眠を取るように努めてください。
他にも、事務職(パソコン等)のような同じ姿勢を長時間しながら作業をしたり、急な荷物運びのような軽作業などが、脳の血管の収縮・拡張が引き金になって、頭痛を起してしまう原因にもつながります。
また、更年期障害や、女性の場合は生理が頭痛の原因になっている事もありますので、これを機に、私生活を見直してみましょう。
気候の変化
季節の変わり目や気候の変化に伴って、古傷が痛むなんて人も少なくはありませんが、これは頭痛も同じです。
特に、春先の3月~5月、秋口の9月~11月のような寒暖差が激しい季節の変わり目は、低気圧と高気圧の通過が交互になりやすい事から、大気の状態が不安定になります。
この大気の状態が不安定になる事により、人間の体のバランスも不安定になり、頭痛を引き起こしてしまいます。
他にも、8月~10月の台風が近づいてくる頃になると、気象病のような『台風頭痛』が起きてしまう人もいますよね?
気候の変化が伴うと、人間は強いストレスを感じてしまう事で、これらが原因となって“自律神経の乱れ”が生じてしまうと考えられています。
身体のバランスを正常に整えてくれる自律神経が気圧の変化によって、正常に機能しなくなれば、頭痛だけでなく、全身のだるさ、吐き気、めまいなどのさまざまな症状が起こる可能性もありますので、気候の変化に神経質になる気持ちも否めないのです。
気候の変化で体調を崩しやすい方は以下の内容も参考にしてみてください。
・天気のせい?気候の変化が体調に及ぼす気象病の関係と自己診断チェック
病気関連
通常の誰にでも起こる頭痛として
・片頭痛(偏頭痛)
・緊張型頭痛
・群発頭痛
がありますが、これらの一次性の頭痛は、辛さは拭えませんが命に関わる事はありません。
しかし、一部の頭痛においては放っておくと命を危険に晒してしまう可能性があるので、しっかりと区別しなければなりません。
命の危険を及ぼす頭痛として
・くも膜下出血
・脳梗塞
・脳腫瘍
・脳動脈解離
などの怖い頭痛も中には存在します。
痛みを「頭をバットで殴られた痛み。」なんて表現する人もいますが、今までに経験した事が無い突然の激しい頭痛や痛みがだんだんと増してくる頭痛が続く場合は、躊躇せずに119番通報をして、医療機関(頭痛外来等)をするようにしてください。
まとめ
年齢や性別は関係なく、誰しもが当たり前のように頭痛は起こります。
しかし、いくら誰にでも起こり得る頭痛だったとしても、痛みというのは目には見えず、本当に痛かったとしても、他人からは「仮病じゃないの?」なんて思われてしまう事もないと言えば嘘になります。
ですが、痛みの質は人それぞれなので、決して我慢はしないでください。
頭痛持ちの辛さは頭痛持ちにしかわからない以上は、何もない方たちには伝わらないので、無理だけはしないように心掛けてみましょう。
他にも、以下の内容も参考にしてみてください。