いきなりですが、みなさんは“いつ”・“どんな時”に爪を見ますか?
多くの人は、爪を切る時やヤスリで整える時などに見る方が多い事だと思います。
男性の中にもいる方はいるのかもしれませんが、特に女性の方は、マニキュアやペディキュア等の手や足の見た目を良くする時にも見る機会はありますよね?
そもそも爪は、髪の毛と同じタンパク質の一種(ケラチン等)で構成されていて、皮膚の一部の角質が変化して硬くなったものなのですが、爪にはあらゆる重要な役割があるのです。
また、今の爪の状態から健康バロメーターがわかるのであれば、見過ごすわけにはいきませんよね。
そこで今回は「あなたは大丈夫?爪の色や質で注意しないといけない3つの健康状態」を紹介していきたいと思います。
爪に横線・縦線
冒頭にも記載しましたが、爪は健康状態をわかり、爪の異常で病気などがわかるとても重要な役割を担っています。
要するに、爪には身体の異常が現れやすい場所と覚えておくのが良いのですが、実際に爪の状態でどんな異常があるのか?
多くの方が見掛けやすいのが“爪に横線・縦線”です。
一概にも「心配ない!」とは言い切れないのですが、縦線の多くは“加齢”や“乾燥”・“血行不良”と考えられています。
一方、横線の場合は、外部からの衝撃(打撲等)が加わる外傷によって、爪に線のようなものや溝などのへこみができる事も珍しくはありませんが、その場合は衝撃を受けた爪のみに生じます。
すべての爪に横線が入ったり、その何本かにある場合は以下のよう原因が考えられます。
不規則な生活
あなたは規則正しい生活を送れている自信はありますか?
体調管理、つまり健康状態が悪化しかねない不規則な生活を送っていると、体調を整える事もできず、体内時計も狂ってしまいます。
仕事や家事・育児が忙しかったりすると、自ずと睡眠時間が短くなってしまうのも否めませんが、自分の爪を見た時に症状があって、尚且つ、規則正しい生活を送れていないと感じたら、生活を見直すように心掛けてみましょう。
栄養状態が悪い
これは上記の「不規則な生活」と類似して考えないといけない事柄ではありますが、身体にとっては共に大切な要因のひとつです。
「そんな事はわかっている!」
なんて感じたあなた。
実際に、バランスの良い食生活はできていますか?
他人の事をとやかく言える程できている自信はありませんが、爪の主な主成分は冒頭にもふれたケラチンというタンパク質の一種なのですが、このタンパク質が不足すると、健康な爪を作れなくなってしまいます。
他にも、亜鉛やカルシウムなども必要不可欠になってくるので、食生活の見直しも積極的に行うように努めてみてください。
ストレス
精神的な症状に対してよく出てくるストレスではありますが、ストレスは爪にも影響を及ぼしてしまいます。
ストレスを受ける内容は人それぞれ異なるかもしれませんが、強いストレスを受けると、爪が痩せて段や凹み(へこみ)ができたり、二枚爪のように爪先が剥がれてしまう事も多々あります。
また、爪の伸びる早さも健康な成人の方であれば、1日“約0.1ミリ”、健康であればあるほど早く伸びるので、「最近、爪を切っていないな。」と感じた方は、一度自分の爪をしっかりと見て、今までの生活と照らし合せてみてはいかがでしょうか。
中には、発熱性疾患や感染症、糖尿病等が影響して横線・縦線が入る事も少なからずはありますので、気になる方はお近くの専門機関を受診してみましょう。
爪の色
みなさんの見えている爪は、どんな色をしていますか?
透明?それともピンク?
人の色彩にもさまざまありますので、一概にも見えている色が健康または病気とは断言できかねませんが、一般的に正常な爪とは、健康な爪は透明で、爪床といわれている爪の下の毛細血管が透けて薄いピンク色が正常といわれています。
では、一体どんな爪が正常ではないといわれているのかは、以下の表を参考にしてみてください。
他にも、黒色の場合でも、外部からの衝撃が加わる事によって内出血を起してもなりますし、青白くなっても貧血の可能性もあります。
表は、あくまでも一例なので、自分が違うと感じても安易には考えずにしてください。
まとめ
爪は、物を掴む時や歩く時に踏ん張る為には必要不可欠なものではありますが、自分たちの健康を知る上でも大切な役割をしています。
改めて、まじまじと自分の爪を見つめる時間は少ないかもしれませんが、これを機に体内のサインを教えてくれる爪をケアしてみてはいかがでしょうか?
また、多くの人がご存知な事とは思いますが、爪を切る際には、お風呂上りなどの爪が柔らかくなっている時に切って、ヒビや割れを起こさないようにしてくださいね。
他にも、以下の内容も参考にしてみてください。
・女性に多い?気付くと傷だらけになる皮膚むしり症診断チェック