高齢者ドライバーの事故は、毎日のようにニュースになっています。
高齢者だからと言って、事故を起こしているわけではありませんが、特に最近は目立っているのも事実です。
逆走や、踏み間違え、わき見運転など、絶対にあってはなりません。
「それはわかってる!」
みなさん、口を揃えて仰ることだと思います。
では、どうして、事故は起きてしまうのか?
頭では理解していても、肉体的な老化や、とっさの判断力の低下はは拭えません。
ですが、対処する事は出来ないのか?
そこで今回は「急増!高齢者ドライバーの交通事故を未然に防ぐための3つのポイント」を紹介してきたいと思います。
免許の更新頻度
面倒ではありますが、“3ヶ月”に1回、“半年”に1回のように、期間は短いような気もいたしますが、ここまで高齢者の事故が多い現状を打破していくためにも、これくらいの期間を設ける必要があるかもしれません。
近くの免許センターではなく、教習所などで行う事が出来れば、更新手続きに行くのも、さほど手間が掛からないので良いかもしれません。
確かに、これは自分たちでは、どうにもする事は出来ませんし、行政がどうにかしなければなりませんが、似たような事ならば出来ます。
お金は多少の額は掛かりますが、お近くの教習所で、自分の運転を見直す事です。
高齢になり、自分の運転に不安がある方は、練習や確認のためにも、一度、教習所を訪れてみる事も考えてみてください。
「自分は自信があるから。」
そう思っている方も、逆に危ないので、一度、試してみてください。
ブレーキ装置の義務化
現代では危険を予測して、自動でブレーキをしてくれる機械も世には出回っています。
近頃、アクセルとブレーキの踏み間違える事故のニュースが後を絶ちません。
「どうしたら、アクセルとブレーキを間違えるの?」
と、感じる人もいるかもしれません。
しかし
仮に、いきなり目の前が真っ暗になったとすれば、どうですか?
焦りますよね?
物事が急に変化すると、どうしても不安や焦りの衝動に襲われ、とっさの判断が出来ない事もあります。
このような事から、踏み間違えの事故が起こってしまうのです。
なので
今は、ブレーキ装置を義務化をする法律はありませんが、法律がなくても、アクセルとブレーキを踏み間違える事故を防ぐためにも、ブレーキ装置を付ける事をおすすめいたします。
体に不自由がある場合は運転をしない
本来ならば、体に不自由がある場合に運転する行為は、『安全運転義務違反』という道路交通法に違反してしまいます。
これは、風邪なども同様な事が言えます。
安全運転義務違反は、主に、わき見運転や煽り運転、無灯火などもありますが、体調不良の際に運転をすることも、正常な判断が遅れ、他人に危害を及ぼす可能性もあるので、違反に問われる場合もあります。
ましてや、年齢と共に、体の可動域にも限界がきてしまうのは拭えません。
自分に運転をする“自信”があったとしても、急な対応などの判断力も徐々に衰えている可能性もありますので、注意してみることをおすすめいたします。
まとめ
自分の頭の中では“大丈夫”と思っていても、意外と体は年齢と共に、正直な動きをします。
心と体が、上手く連動する事が出来ていれば良いのですが、「いつまでも若くいたい。」という感情から、自分の“老い”を認めたくないという人も多く見受けられます。
ですが、何かが遭ってからでは、遅いです。
知っての通り、車は上手に使う事が出来れば、凄く便利な物ではありますが、一歩間違えば、走る凶器にもなりかねませんので、周囲の方の意見には、十分に耳を傾ける事が大切です。
周囲の方も、「自分の親だけは大丈夫!」と、過信するのではなく、どれだけ聞き分けのない親御さんでも、事故の加害者にさせない為にも、免許の返納などの説明を怠らないように努めていってください。
高齢者の方だけではなく、「ハンドルを握る」ということは、いつ“加害者”になるかはわからない。
という事だけは、肝に銘じておいてください。