相手に好意を抱かせることによって、相手を誘導できる可能性が一段と上がります。
人は好きな人ほど、薦められると断れにくくなります。
ここでは、具体的にどのようにすると、他人に好意を抱かせることができるかもしれないテクニック5選を紹介します。
話を聞くこと
人は自分の自尊心満たしてくれる人に対して好意を抱く傾向があって、相手の自尊心を満たすことによって、自分に対して好意を抱いてもらうことは可能です。
例えば、話の腰を折られると、相手は不快な印象を抱きます。
ということは、相手の話をよく聞いてくれる人には、必ず好意をもちます。
どんなに興味のない話題であっても、質問をして話を盛り上げるだけで、相手の印象は変わっていくので、つまらない話でも聞き流すよりは、興味を示すほうが有効的です。
類似性の法則
人は、相手が自分と同じカテゴリーに分類されていると、親しみを感じて仲間意識みたいなものが高まります。
同郷の人同士や、好きな芸能人、趣味などが同じだったりすると、それだけで一気に距離が縮まって交換を抱きやすいのです。
あまり興味がないことでも、好意をよせる人に対して頑張って猛勉強することで、親近感を持たれるかもしれません。
バックトラッキング
これは相手が放った言葉をそのまま繰り返すということです。
それにより、相手は自分の話を熱心に聞いている印象がついて、会話をしている相手に安心させて、尚且つ、自尊心を満たされることも可能になります。
バックトラッキングの基本は
① オウム返しのように相手の言葉をそのまま言い返す。
② 相手の話を一通り聞いたところで、ポイントを要約して言い返す。
③ 相手の話の中のキーワードを見出して言い返す。
この3点をうまく使いこなすと、相手の心をつかむチャンスに一歩近づきます。
ミラーリング
ミラーリングは、簡単に言えば「相手のしぐさを真似る」ということです。
真似されたほうは、自尊心をくすぐられ、自分の真似をした相手に好感をいだきます。
ただし、相手の行動をすべて真似すると、不信感を抱かせてしまい、逆効果になってしまうので、適度にすることをおすすめします。
単純接触効果
ある人の身近にいて、何度も繰り返し会っていると、次第に相手に親しみを覚えて、好意をいだくことがあります。
営業マンが、何回もお得意先に顔を出すのも、この効果を狙っている可能性が高く、会う時間の長さよりも、会う頻度のほうに優位性があり、「毎週1回1時間会う人」よりも、「毎日10分会う人」のほうが、より親しみをもたれるのです。
相手に好意を抱いてもらうためには、非常に難しいことではありますが、この5つを知っているだけで、多少なりとも相手を引き寄せるチャンスが広がると思いますので、頭に入れながら、頑張ってみてください。
続いてはこちら⇒「視覚効果で相手を操るメカニズム5選(心理術)」