脳梗塞は、脳を栄養する動脈の血行不良により、脳の血管が詰まり、そこから先の血行が阻害されるために脳の機能が障害された状態です。
血行が阻害されることにより、酸素や栄養が脳に行き渡らなくなります。
細胞が正常に機能するためには栄養も必要ですが、もっとも重要なのは酸素になります。
酸素が不足してしまうと細胞は壊死してしまうために、局部的に機能が失われてしまって脳梗塞となってしまうのです。
一時的に血管が詰まる一過性脳虚血発作(TIA)は、24時間以内にもとの状態に戻るため原則として後遺症を残すことがなく、脳梗塞とは区別されます。
一過性脳虚血発作が起きてから、約3割の人は3ヶ月以内に発症するというデータもあるので、予兆には十分注意をしなくてはいけません。
脳梗塞の4つの予兆
症状はすべて突然発症するのが脳梗塞の特徴
・片側手足の脱力や麻痺
・顔の片側の麻痺
・言語障害
・片目の見え方が一瞬暗くなる、見えなくなる
この4つ特徴を意識しておくだけでも、だいぶ違います。
脳梗塞は時間がたてばたつほど、重度の障がいが起こってしまい後遺症も重くなるので、この4つだけでも覚えておきましょう!
適切な治療を受けるときに症状が起こったかを確認して覚えておくことも重要です。
脳梗塞を起こしやすい人の特徴
高齢などの原因もありますが、近年では、若年層にも、脳梗塞になってしまう可能性もありますので、以下の3つの特徴には、特に注意が必要です。
高血圧
高血圧は脳梗塞にいたる動脈硬化をきたす重大な危険因子です。1日の食事の塩分摂取量を10グラム以下に控え、適度な運動が血圧を下げる効果があります。
高血糖
糖尿病の人は動脈硬化がおきやすく、血液がドロッとして流れがわるくなるために血管がつまりやすくなり、健康な人よりも脳梗塞の発症率が高いことが報告されています。
高脂血症
脳梗塞は高齢者に多い病気ですが、若い人でも血液中の総コレステロールや中性脂肪が高かったり、HDLコレステロールが少なかったりすると、脳梗塞をおこしやすくなる可能性があります。
コレステロールのお話は「これで大丈夫!コレステロールを改善方法」や「LH比、コレステロールは善玉と悪玉のバランスが重要」に詳しく記載してあるので、こちらをご確認ください。
脳梗塞の原因
・喫煙
・飲酒
・遺伝
・生活習慣
・過度なストレス
主にこの5つがあげられます。
遺伝に関しては、現段階では防ぎようはありませんが、喫煙・飲酒・生活習慣・過度なストレスに関しては、変えられます。
この4つを変えることにより、他の病気にも有効的に働くので、難しいことかもしれませんが、自分の命に関わることなので、取り組むことを心掛けてみましょう。
まとめ
原因などは、他にもありますが、一言で言えば、急激な血圧が上昇してしまうことが脳梗塞を誘発してしまう可能性があります。
現代はストレス社会と言われるほど、ストレスが蔓延していることも多々ありますので、自分自身がなるべくリラックスできる環境を作ることも、脳梗塞にならないための要因と言えます。
睡眠の質の向上も、ストレスを緩和できる要素にもつがりますので、睡眠の質を上げるためにも、こちら⇒「毎日毎晩、睡眠の質を上げて快適に眠る事が出来る為の5つのポイント」を参考にしてみてください。