あなたは何か頼まれたときに“断る事”は得意な方ですか?
得意な人は良いかもしれませんが、日本人の多くは、断るというジャンルにおいては、苦手な方が多い傾向があります。
これは、日本人の文化的要素が関係していたり、「断るのはいけない事。」という認識もあって、断る事は容易ではないのです。
ですが、嫌なものを受け入れるのは、自分が億劫になってしまいますよね?
そこで今回は「断る事が苦手な人が断り上手になれる可能性が上がる3つのポイント」を紹介していきたいと思います。
嫌われる勇気
いきなり質問みたいになりますが、「周囲の人に嫌われたい。」と思っている方は、どれくらいいますか?
「嫌われたくない。」と思う事はあっても、好んで「嫌われたい。」と感じる人は少ないですよね。
話は逸れてしまいましたが、この周囲の人に“嫌われたくない”という心情も、断れない要因のひとつになっているのです。
ですが、よく考えてみてください。
物事を断った(自分の正直な意見を言った)だけで人間関係が崩れてしまう相手とは、いずれどこかで壊れてしまいますよね?
確かに、永遠と猫を被っていたり、自分の気持ちを抑えていれば、関係が壊れる事は無いかもしれませんが、それでは相手を満たすために自分が存在しているのと変わりありません。
なので、ある程度は嫌われる勇気を持つのも必要不可欠になってきます。
有耶無耶(うやむや)にしない
そもそも“有耶無耶(うやむや)”とは
・ハッキリしない。
・曖昧なさま。
・いい加減なさま。
などのような意味合いがあるのですが、断りたい状況の時でも有耶無耶にしない方が好ましいかもしれません。
例えば、有耶無耶にしていなくても、相手の“本当の気持ち”を正確に理解するのは難しいのにも関わらず、あいまいな発言をしてしまえば、まともに断ることも出来ません。
また、言葉を濁したり、後回しにしてしまいガチな方も、最終的に断れない状況に陥る事もあるので注意が必要です。
学生の頃の夏休み・冬休みのような時の宿題と同様に、嫌な物事から目を背むけないように心掛けましょう。
理由は明確に
何か誘われた時や頼まれた時に、予定がある人・ない人も少なからずいます。
そこで、予定があるのであれば、その予定を活用して、明確に相手に伝えるようにする事で、断れる一歩につながるのです。
明確にとは言っても、詳細を伝えすぎる必要性はありませんが、具体的であればあるほど、相手は断られたとしても納得するしかありません。
なので、予定があるのであれば、相手に理由を明確に伝えるように努めてみましょう。
理由が無くても大丈夫
上記の「理由は明確に」では、理由がある人に限った内容でしたが、実際は理由が無くてもあまり差し支えはありません。
理由が無くても、断るために余計な言い訳などはせずに、誘われた内容に“優柔不断”な発言や対応をしない事が大切になってくるのです。
なので、誘われた飲み会に参加したくなかったり、出来ない事を押し付けられそうになっても、しっかり自分の気持ちを伝えるようにしましょう。
※言い方には注意
どんな内容でも、全てを断っていれば、「二度と誘われない(頼まれない)。」という心情に駆られる人も少なくはありませんが、それも言い方ひとつで変わってきます
例えば、飲み会に誘われた時に極端ではありますが
「忙しいからいけない。」
「時間が無いから無理。」
などのような断り方では、相手は“全否定”されたと感じてしまう事もあるのです。
そこで大切になってくるのが、相手の立場になって物事を伝えてみるようにしましょう。
誘った(頼んだ)相手を尊重しながら断る事で、偏屈な相手ではない限りは、断られても嫌悪感を覚える人は少ないのです。
他にも、『代替案』を相手に示しながら断る事も、断るという観点からすると効果的に働きますので、実用してみてください。
まとめ
断る事は、人間の心理的には“臆病”になる方も少なくはありませんが、相手の言いなりになり過ぎるのも疲れてしまいますよね?
なので、YES・NOのメリハリを付ける事は忘れないようにしましょう。
しかし、いくら自分の中では、「NO」の内容でも、言葉の伝え方だけは注意をして、相手との関係を自分から壊さないように心掛けてください。
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