“感覚過敏”という言葉を耳にした事はありますか?
昨今の新型コロナウイルスの影響で、ニュースなどで聞く機会が増えている感覚過敏ではありますが、イマイチ良くわかりませんよね。
漢字を分けてみると、『感覚』が『過敏』にというのまではわかります。
しかし、それが日常生活にまで支障をきたしてしまうなんて、自分が感覚過敏でなければ、考えられない事だと思います。
そこで今回は「理解されにくい?苦しむ人が多い感覚過敏の原因や症状・診断チェック」を紹介していきたいと思います。
そもそも感覚過敏とは
人間には“五感”(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)と呼ばれる多種類の感覚機能があるのですが、それらが様々な刺激を受ける事によって起こり、上記のも記載しましたが、日常生活にも影響を及ぼす可能性があります。
例えば
「聴覚過敏が物音に敏感など。」
「触覚過敏に反応をして、マスクを着用したくてもできない。」
「視覚過敏は、陽の光がとても眩しい。」
など、過剰に捉えてしまう事も少なくありません。
また、一つの感覚だけを過敏に反応してしまう人もいれば、複数(二つ以上)に対して過剰になる人もいます。
感覚過敏は病気ではなく“症状”なので、一見、「自分の甘えなのでは?」と思われてしまう事も多々ありますが、実際は脳の問題なので、個人差がありますが、改善していくためには時間も掛かってしまいます。
原因と症状
主な原因として、身体疾患や脳神経系、メニエール病などが伴って、感覚過敏を誘発してしまう事も多々あります。
ですが、これらはあくまでも考えられる内容なので、関連性の一部だと思って理解しましょう。
症状そのものは個人差があるので、すべてが該当するわけではありませんが、以下の表が各症状の一例になります。
感覚過敏診断チェック
どんな内容でも、個人の感じ方や捉え方によっては、良くも悪くもなりますので、個人差はとても大切な要因の一つです。
なので、少ない項目ではありますが、以下の項目から自分に該当するものにチェックを入れてみてください。
□些細な音が気になる。
□他人より音に驚く。
□騒々しい場所(街中・ライブ等)は避けている。
□屋外に出る事が億劫。
□パソコンやスマートフォンなどは苦手。
□部屋にいる時も極力暗くしている。
□耳かきや爪切りが気持ちが悪い。
□くすぐりは過剰に弱い。
□服はお洒落よりも着心地が重要。
□臭いの好き嫌いが激しい。
□香水や体臭などの臭いは辛い。
□臭いによっては頭痛や吐き気など症状が起こる。
□食べ物の冒険はしない。
□本来より食べ物の味が濃く(薄く)感じる。
□好き嫌いが激しく(偏食)食べられないものが多い。
いかがでしたでしょうか?
いくつ該当しましたか?
もしかすると、1つしか該当しなかった方も感覚過敏の可能性もないわけではないので、気になる人は、各感覚過敏を調べてみるのも必要かもしれません。
まとめ
感覚過敏は、その時の体調やストレス状態などに大きく左右される事もあって、日常生活に嫌気が差してしまうなんて人もいるのではないでしょうか?
ましてや、自分の状況を他人に理解されにくい事も多いため、周囲との関係を断ってしまう人もいますが、環境を変えてみるのも一つの手です。
なので、これを機に自分に見合った対処方法を探してみてください。
他にも、以下の内容も参考にしてみてください。
・どこか不安?病気かもと強い不安感に襲われる病気不安症診断チェック