あなたは“ストレス耐性”に強い方だと思いますか?
弱い方だと感じている人は、自分の心を理解しているかもしれませんが、強い方だと感じた人は、自分では気付いていないだけで、心がストレスに蝕まれている可能性も多々あります。
本人が「大丈夫!」と思っているのに、それに対して水を差す事はありません。
しかし、ストレスを目で見れない以上、それが逆に“仇(あだ)”となってしまうのも否めません。
そこで今回は「限界が近い?倒れる前に気付いて欲しいストレスからの5つの症状とサイン」を紹介していきたいと思います。
食欲の変化
いきなりですが、質問です。
あなたは、嫌な事や悲しい事があった時に、食欲は増しますか?
それとも減りますか?
もちろん変わらないという人もいるかもしれませんが、ストレスを抱えた時に食欲の増減がある人も少なくはありません。
食欲増加をもたらす理由として、人間は脳からホルモンが分泌され、各中枢に情報を送っているのですが、過度なストレスを受ける事により、脳から『ドーパミン』というホルモンが多く分泌されるために、より食欲が促進されます。
反対に、食欲が低下する理由としては、食欲をコントロールしている脳の働きが乱れて、食欲不振を招いてしまいます。
ストレスの影響が暴飲暴食・食欲不振になるかは、個人差があるのも事実です。
睡眠の変化
太陽が昇れば動きだし、太陽が沈めば床に就くというのを毎日気にせず行っている事でも、体内ではそれをコントロールしています。
これらを自然に行えているのも『自律神経』のバランス状況が良いからこそなのです。
自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』の2種類あり、交感神経は活動させる為に身体を導き、副交感神経は身体を休息させるように促す役割があります。
これが、過剰にストレスを受けると、夜になっても交感神経から副交感神経にうまく切り替えられずに、“不眠症”などの睡眠障害に陥ってしまうのです。
寝付きの悪い人は
“入眠障害”
夜中に何回も目覚める人は
“中途覚醒”
朝早く起きてしまう人は
“早朝覚醒”
これらのように、日常生活に支障をきたす不眠症を筆頭に、ストレスは睡眠に対して、多大なるダメージがあるのです。
行動の変化
現代では、たくさんの“趣味”と呼ばれる内容が増えてきていますが、どんな趣味を持っていますか?
ソロキャンプなどが流行りつつある昨今ではありますが、ゲームをしたり、お酒を飲むのが好きだったりと、アウトドアやインドアの多種多様な趣味は十人十色ですよね。
しかし、毎日やっていても飽きないような趣味だったとしても、ストレスが原因で『適応障害』のような症状を伴ってしまう可能性もあるのです。
適応障害とは
・関心意欲の低下
・気分の落ち込み
・集中力の低下
などがあります。
行動の変化は、ふとした時に自分でも気付く人も少なくはありません。
肉体的不調
ストレスの負荷が掛かると、個人差はありますが、肉体的な症状が現れる人もいます。
肉体的症状
●身体の怠さ
●頭痛や肩こり
●便秘(下痢)
●腹痛(胃痛・吐き気)
●寒気(悪寒)
●息苦しい(窒息感)
●身体の痒み(蕁麻疹)
●体重増減
など、意外と知らない症状も多く、ただの風邪や発熱だと思っていたものも、実際に調べてみると、“心因性発熱”なんて事もしばしば。
また、頭痛や肩こりなどのような慢性的な症状を持っている人は、ストレスからくるものか否かを判断するのが難しい傾向があります。
精神的不調
上記の「肉体的不調」と同様に、個人差はありますが、心の病が症状として現れる人もいます。
精神的不調
●鬱病(うつ病)
●燃え尽き症候群
●無気力症
●自律神経失調症
●引きこもり
●突発性難聴
●キッチンドランカー
など、「不安感が拭えない。」、「やる気が出ない。」なんて症状が出る人もおり、?自分が自分でないような気持ちに襲われる人も少なくはないのです。
精神的な症状の度合いは、人によって情緒の利幅が広いため、判断をするのがとても難しく、心無い発言をされる事もあり、より心の傷が深くなる人もいます。
まとめ
ストレスは男性・女性、子供・大人は関係ありません。
「自分はストレスとは無縁だ!」
なんて思っている人も、ストレスは日々の蓄積から起こる症状も多いです。
・職場のストレス
・人間関係のストレス
・受験期のストレス
人間が通る事柄に対して、ストレスとは切っても切れない関係もありますよね?
なので、ストレスを甘く見るのではなく、少しでもストレス社会を過ごしやすい環境を作れるように工夫をしていきましょう。
他にも、以下の内容も参考にしてみてください。
・心の崩壊?ストレスの認識がわからない失感情症の3つの症状と治療法