社会不安障害は現代病のひとつとされています。
別名SAD(Social Anxiety Disorderの略称)と言い、誰にでも可能性のある病気です。
日本では、約300万人の人が、この病で悩んでいます。
では、どんな人が社会不安障害というものになってしまうのか考えていきましょう。
社会不安障害(SAD)とは
そもそも、社会不安障害とは恐怖症といわれる神経症の一種で、主に初対面の人と会うことや、大勢の人の前でのプレゼンテーションなどで、極度に緊張してしまうことです。
緊張してしまうことは、多々あるとは思いますが、このような状況や行為が日常生活や社会生活に支障が出てしまう状態のことです。
症状
個人差はありますが、主な症状を紹介していきます。
【吐き気】
よく緊張のあまり、気分が悪くなったり、吐き気を催したり、食べ物が喉につっかえた感じがする人はよくいると思います。
これは、扁桃体という部分が活発になることによって、消化器官の活動が低下してしまうために起こってしまう症状です。
【肩こり】
肩こりで困っている人は日本には1000万人以上いると言われています。
肩こりの詳細は「自分の肩こりと向き合おう!」をご覧になってみてください。
緊張やストレスで首回りの血管が圧迫されることにより、血行が悪くなり肩がこってくる場合があります。
【胃痛】
緊張すると、お腹が痛くなったり、胃が痛む人はよくいると思います。
胃は自律神経によってコントロールされていて、ストレスを感じると交感神経が優位になり、胃を活発に動かす副交感神経の働きが抑制されるので、胃の不調を感じやすくなります。
他にも、胃の不調は胃痛に限られたものではないかもしれませんので、「「胃腸」が原因で起こる意外な不調3選と、その改善食材4種類」も併せてご覧ください。
また、社会不安障害には、大きく分けて2つの種類があります。
社会恐怖と広場恐怖です。
以下が2つをまとめた表です。
社会恐怖は、その病状から赤面恐怖、表情恐怖、視線恐怖など種々の状態により恐怖する内容が異なるようです。
不安や恐怖、緊張を感じる状況が1つに限定されている「限局型」と、ほとんどの状況で感じる「全般型」あります。
全般型は発症年齢が早く、重症である場合が多いといわれています。